ここ数日体調を崩していた牧場犬、マメ♂、先程息をひきとりました。


マメは保健所から引き取った犬で、引き取りに行った日のことを昨日のように思い出します。


k牧場は新規就農で、牛舎にまだ一頭も牛はいなくて、少しずつ少しずつ大きく立派になっていく牧場を、途中からずーっと見守ってくれていたマメ。

 

当時はよく牛が脱走していたので、その度に知らせてくれたりと、本当に頭がよく何度も助けてもらいました。


昨年から2度もお空にいきかけたけど、踏ん張って頑張ってくれていました。

  


この数日、そもそも情勢悪化が続く酪農畜産業…一番大変なときに急に離脱して、馬のことも押し付けちゃって、マメの看病もできなくて、色々なものを本当に我慢してここまで牧場を大きくしたのをずっと側でみてきたので、何も出来ないどころか足手まといになってしまった自分が情けなくて、悲しくて、泣いてばかりの毎日でした。



抗がん剤がはじまって、うめ(馬)、マメと立て続けにお空にいってしまって、哀しいけれど、どんだけポジティブよ…と思われるかもしれませんが、「早く戻って他の動物たちのお世話しなさい」と、少し残っていた命をわけてくれている気がしてなりません。



今朝も夜も、電話しているときに、ワンワンと大きく鳴いてくれて水を飲んでいました。最期の力を振り絞ってまだ頑張っていたマメ。


私もちょっと弱って食欲がガクっとなくなってしまったけど、このクールの抗がん剤もあと明日1日で終わり。負けたくないな。


マメ、お疲れ様でした。大好きだよ。
可愛がってくださった皆様もありがとうございました。

2024.5.18