婦人科で「一度内科に」と言われたのが金曜日。週末なので、まだしんどかったら月曜日に病院行こうと決めました。


今思えば尋常じゃないしんどさで、ハッチの子牛にミルクをあげるのさえもしんどくて、歩く度に呼吸が苦しく、ふくらはぎと頭がギューっと締め付けられる感覚で、何かに捕まっていないと立ってられない程でした。


一頭哺育しては、ハッチにもたれかかって休憩する…やたら作業に時間がかかり、哺育→搾乳牛の餌の片付け→搾乳、が私の担当だったのですが、この数日の片付けはほとんどk氏がやってくれていました。



この頃(3.11)産まれたレッドホルス。

哺乳瓶を覚えるのが早くて助かった〜

名前何にしよう… (追記、名前はキメラちゃんにしてもらいましたw )


土曜日は我が家にお客様も来てくれて、
町内会の集まりでお留守番もこなせたので、ちょっと良くなってきたかな?と思った日曜日。

そして月曜日、朝から難産の分娩が入ります。大きくて分娩に時間がかかり、三途の川を渡っていた子牛。呼吸器と酸素ボンベがなかったらさよならでした。

k氏が子牛の心臓マッサージをしながら「水!」とか「ボンベ!」とか言うので走って往復しながら、「いや、多分それは次、私に必要だよ」と思いながら、言葉どおりの「命がけ」で救った命。

オオキクナーレ。

分娩もあり少し遅くなりましたが、朝の作業が終わったので、病院に行く決心をします。

(※※※ 私とk氏は雇用関係ではありません。このくだりは病気が判明したあと、時々k氏をイジメるネタにして楽しんでいます。しんどくても働くと決めたのは私、全て自分の判断。自己責任。病気がわかったあと、真っ先にむくの木牧場を守る決意をしてくれたのもk氏です。感謝。)

私も文章が下手なので誤解させることもあるかも知れませんが、この件に限らず、このブログが原因でどなたかに批判がいくようなことがあれば、すぐにブログは中止します。ご理解の程よろしくお願いいたします。



つづく


※※※
k氏のSNSより(許可済みです)

3/1分娩予定日だった、未経産のささみ(豊奬菊-福之姫-安福久-忠富士)。
今日、美津照重♂を分娩。
介助の最中、出てから、合計4回程三途の川に足をつっこんだ。
出た瞬間、苦しくて四肢が空をかく。呼吸器で羊水を出させるも、白目をむく。
水をぶっかけると目が戻って来るも、白目をむくを3回。
急いで酸素を吸わすと目が戻って来て、落ち着く。
ささみも立てなくて、舐めれないので、カーフウォーマーに半日。元気になり、ヘッドスタート3袋とセリムンをペロリ。
ささみも2時間後には立ったので、母子共に大丈夫そう。




オオキクナーレ。



2023.3.24 
入院5日目の朝
ようやく昨日から抗生剤が効き熱が下がってきたので、体がずいぶん楽になりました。救急もある病院。24時間スタッフさんたちの忙しさに頭があがりません。感謝。