栃木県那須郡那須町の峠の茶屋駐車場から、那須町の市街地を見おろして
反対側は登山口。

今回は那須岳に登りにきました。
那須連山のなかで、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の三山で那須岳といわれていまして
駐車場〜茶屋跡避難小屋〜朝日岳〜三本槍岳〜

避難小屋〜茶臼岳〜駐車場の約11キロのルートです。


樹林の中の整備された登山道を進みますが、この日は駐車場でもはっきりわかる風の強さで、高い樹がなくなると正面からまともに吹き付けてきます。
あまりにも風が酷かったら三山といわず、二山でも一山でも良いかな?でもせっかく遠路ここまで来たのだからなぁ、、、などと思いながら
左側に茶臼岳。ネコ耳にみえますね。
右側に朝日岳。赤茶けた岩のお山、結構ハードな岩場登りが待ち構えているらしい。
稜線上の峠の茶屋跡避難小屋まで上がってきましたが😨とんでもないくらいの大暴風です!
ここまでの登山道は吹き下ろす風でしたが
稜線上は時折吹き上げてくる風もまじります。
これは💦まいったな~と思いながら風に耐えつつ朝日岳を目指します。

それでも途中に
狛犬の尾の透かしみたいですね😄
よくこんなふうになったもんだ。
登山道のほうは岩場を慎重に

振り返ると景色はこんな😅

なんとか無事に朝日岳山頂に立ちましたが、帰ってから確かめると山頂での写真が撮れてない😰たしかにスマホを構えようとしても両手で持っても風で揺れて揺れて、腕を縮めて胸の前でシャッター押したのですが風が強くてシャッター音も聞こえずでピンボケと真っ黒に、残念!

このあと向かった茶臼岳山頂でいつものように片手でスマホを構えようとしたら風に飛ばされて、紙きれのようにフワリとスマホが崖の下はるかに飛んでいき、彼女半べそ彼氏大慌ての修羅場を目撃したりしました。

時期は高山植物の見頃であれこれ咲いていましたが風に揺られてじっとしていてくれなくて、こちらも全然撮影できずじまい。

朝日岳山頂ですれ違ったかたは『三斗小屋まで周回しようと来たけれどこの風では止めた方が良さそうですね、イヤぁ富士山並みの風だ』
たしかにこの強風。そのうち収まるどころか、遮るものの無い稜線上に容赦なくやすむということなくひたすらずっと吹き続けてる。
三本槍岳まではまだ距離があるけれど、、、どうしよう。
まずは進んでみよう。
急ぐ必要もないのだしガッツリと歩くペースをさげて確実に牛歩戦術で進んで、危険を感じたらその場でUターンすることにします。

清水平をぬけて
2メートルほどの草木の壁の間を進みます。

ガンガラの岩場から木道歩きまでいろんなところを歩かせてくれますね、登山者に人気なのも納得。つくづく風さえなければですが、こればかりは受け入れなければしょうがない、自分の思い通りにいかないことも含めて楽しまなきゃね。

三本槍岳山頂に到着
ですが例によって💨大大大爆風でまとも立っていられない状態。
誰もいないのをいいことに風に身体を向けて傾けてキートン映画の真似(一般的にはマイケルジャクソンのあれね)ができる、、、って、こんなところで何やってんだ俺?😅
上空の雲は、その昔後楽園球場で見た全盛期の江川の直球よりも速いスピードで流れていきます。

再び朝日岳手前の岩場を慎重にクリア


峠の茶屋跡避難小屋に戻ってきました
避難小屋のなかに入ってみると当たり前だけど風がない。朝からずっと風に吹かれているだけに逆に身体からテンションが抜けちゃう。

茶臼岳までは吹きさらしの岩だらけの道
活火山なので硫黄臭がする山頂に。
相変らずの大強風ですが那須岳神社に無事の三山登頂を感謝します。
茶臼岳はロープウェイでも来れるので普段着程度の人もいますね。
ぐるりとお鉢めぐりをして下山します。

風に翻弄されたけれど、むく犬ていどの体力と技量でもしっかり楽しめるお山です。神奈川県から那須までは遠いけど、今度は三斗小屋方面にも挑戦してみたいですね。
茶臼岳山頂から、朝日岳、三本槍岳が見えた。鞍部の避難小屋には今日はこれから三度目になるんだな。




「那須塩原駅前温泉」
駅前と言っても歩けば3〜40分はかかるような場所なのだけど、とにかく駅前温泉だそうで。
井戸のボーリング会社が趣味で?自分で掘ってしまったとかで良い意味で商売っ気が感じられないこじんまりさです。入浴料金1000円也。
お湯は最高👍源泉かけ流しで黒い湯の花が浮かぶ、ほんのり硫黄臭の青味がかった乳白色は日によって色が変わるとか。
内湯、露天風呂、サウナといずれも小さいですが先客さんがでてしまうと小一時間独泉に。