今回はこちらに登ってみましょうとやってきた静岡県富士宮市の道の駅朝霧高原から眺める毛無山です。
山梨県南巨摩郡身延町と静岡県富士宮市にまたがり標高は1964m。天子山地の最高峰で日本二百名山であり山梨県百名山でもあり静岡百名山でもあるようですね。
登山口駐車場に向かおうと横切る『ふもとっぱらキャンプ場』でありますが、9月最初の土曜日でして文字どおりの広い原っぱにけっこうな数のテントが朝から花咲いておりますな。
毛無山のほうはこうして見ると里山感なのですが、、、
登山口駐車場は1日500円也。備え付けの封筒に車のナンバーを書いてポストに投函すると帰りにはワイパーに領収済印を押して挟んでくれます。

今回のルートは、駐車場〜毛無山〜大見岳の6キロ半のピストン。
健脚者は道の駅を起点にしてタカデッキ〜雨ヶ岳〜端足峠と17 キロ程を周回するようで、むく犬にはちょっと長すぎるし、地蔵峠方面は台風被害で荒れているらしくアラカンポンコツハイカーは無理せずにと
麓宮さんに道中安全をお祈りして
まぁここまでは、9月になったとはいえまだ暑いなかののんびり山登りの趣きですが
この毛無山、登山口から約2キロで一気に1000メートル上がるという急登ぶりが特徴というわけでして
涸れ沢を渡ると、一気にグングンと登る登山道です。途中に一合目、二合目と立て札があって目安になります。
岩場も登場、早くも汗ダク
ひと息つきながら富士山と先程のキャンプ場を見おろします。もうこれだけ上がったのですが、まだこれで1.3合目?くらい
二合目の先に不動の滝見晴台
で、つづくひたすらの急傾斜💦
平場でひと息つかせてくれるってことのないひたすらの急登が続きます
あまり九十九折することなく直線的にグリグラと登らせてくださります。
暑さもあるのでこまめにひと休みして水分補給を心掛けて、はやくこの急登を終わらせたいと自然に大股になってしまうので意識的にセーブしてと、『これだと帰りの下りもたいへんだよなぁ脚力残しておかなきゃ』


前回の杓子山は距離は周回して10キロだったのですが傾斜はそれほどではなかったので、今回は駐車場〜毛無山〜大見岳のピストンで6キロ半と距離は短くても「ガツン!と登るところに挑戦」と思ってやってきたのですが、もう三合目に至る前に後悔しているという😅
ひゃ〜💦やっと半分かぁ、、、
振り返ると富士山もキャンプ場も
見上げると稜線にもガスがきてる、、、
せっかく苦労して登っても展望無くガスガスなの?
感情面、情緒面を処理するCPUへの回路を切断してw
ひたすら登る ノボル 登る のぼ、、、
やっとこさ九合目。稜線まではあと少し
稜線上の分岐まで上がりました。
いや〜キツかった〜💦
稜線の向こう山梨県側は南アルプスも綺麗に見える、らしい、、、ガスってなければね。

分岐から山頂まではほぼ平坦と言ってよく、それまで延々と急登を歩いてきたのでなおさら「平らなのってアリガタヤ〜平らこそ正義!平らじゃないのは俺が許さんん!」と思いながら進み
毛無山山頂に到着。
許さん!とかホザイてたくせに、ヤマップ標準3時間を、4時間もかかっちゃったポンコツハイカーを
身延町の公式キャラクター『みのワン』君がお出迎えしてくれました。ちなみに、みのワン君。特技は、大豆の選別、ハンコづくり、ゆばづくり、紙漉きだそうです。
富士山のほうはガスのなか。
『あ〜ぁご褒美無しかァ』ですが、キツい急登をなんとか最後まで登れたことがなによりのご褒美ですね。
稜線を進み大見岳ですが山頂標もなく、看板にこれだけ😅
大見岳から先は一気に踏み跡が細くなって「必ずベテランと同行して下さい」との看板も
まぁ無理はせずに無事に下山、帰宅がなによりでしょうね。



その帰宅途中、奇石博物館なるものの側に『天母の湯』
410円也の1時間券で、サウナ、内湯、露天とありますが、むく犬サウナには5分以上入っていられたためしが無い。
開けた高台から駿河湾と伊豆半島がのぞめる露天風呂の温湯にゆっくり浸かり整った気分に。