皆さん、こんにちは。


先日は、ATの用語である

『エンドゲイニング』について書きました。


https://ameblo.jp/mukudayo8/entry-12712611952.html


 

今回は、エンドゲーニングの反対用語として、

ミーンズ・ウェアバイ(means-whereby)

について説明したいと思います。

 


エンドゲイニングとは、目標に突っ走る事、

「結果至上主義」と言う事でした。

 


それに対して、ミーンズ・ウェアバイは

目的に向かう手段を選択する事です。

 


目的に直接向かうのがエンドゲーニング

だとすれば、

それに対して

ミーンズ・ウェアバイは、間接的なアプローチ

になります。

 


ミーンズ・ウェアバイは、

また別の言い方をすれば、

目的に達成するまでのプロセスに

重きを置く 

とも言えます。

 


実際、私たちの日常は

エンドゲーニングで溢れています。

 


例えば、赤ちゃんは生まれてしばらくしたら、

大人たちは、いかに早く歩き始めるか?

を期待し始めます。

↑これがエンドゲイニングの始まりですね。

 

しかし、赤ちゃんが歩くようになるまでには、

 

首が座り

寝返りをして

お座りができて

ずり這いをして

ハイハイをして

そして、つかまり立ちをして、

そこからやっと歩き始めます。

 

この長いプロセスを赤ちゃんが

きっちりと通る事で身体がしっかりして

将来的に直立して歩くことができる訳です。

 


でも、大人たちは早く赤ちゃんを

歩かせるために歩行器を使わせたりして、 このプロセスを省略しようとします。

 

↑これがエンドゲイニングの典型ですね。

 

もし赤ちゃんが、歩行器で支えないと

歩けないのなら、まだその時期は

しっかり床をハイハイさせるべきです。



中途半端に早い時期に立ってしまうと、

筋肉が未発達の状態で

立つことになるので、その子の将来が

困難になる事が予想されます。

 

↑これがミーンズ・ウェアバイで

プロセスを大事にする考え方です。

 


子育てのスタートがこのように始まり、

その後は、皆さんもご想像がつくかと

思いますが、早期教育から受験からと

エンドゲーニングの連続になりがちです。

 


しかし、ミーンズ・ウェアバイの考え方では、

その目標に至るプロセスとして

時に、なかなか結果が出なかったりして、

正しい選択をしているのか不安になったり

します。



待つことは、なかなか辛いのですね。



ですから、私たちは頭ではわかっていても

エンドゲイニングの道をまっしぐら~

と言うことになりやすいのですね。

 


私も日々、エンドゲーニングにならないように、

と思ってはいるのですが、気が付くと

そこにハマっていたりします。びっくり

 

 

「プロセスを大事にせよ!」と言う事は

皆聞いた事があって知っているのだけれど

なかなか徹底できない

私たちの永遠のテーマなのですね。真顔

 


🎄🎄🎄

 

棚橋和子 

 

Alexander Technique & Flute 

 

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