「あ、金ねーや。」

俺はそれで銀行にいった。







こんなことになるとは思わずに・・・






(うっわーむっちゃすいてる♪ラッキー♪)






そのときだった。


「・・・ぇ・・・」

冷たいものがからだに伝わってきたのは。





「おい!一千万用意しろ!さもないとこいつの頭ぶちぬくぞ!」






俺、しぬのかな?



やべぇ、身体ぜんぜん動かね~






強盗は金を受け取り、そしてそのまま俺を車に乗せた。





「なぁ、はなせよ。」


「いやね。」


女・・・なのか?



「あなたにはしんでもらうわ。」




いきなり薬を飲まされた。・・・たぶん。




意識がだんだんなくなってくるのがわかった。




頭がぼーっとする。














俺は幸運にも目を覚ますことができた。



いま何時だろう。


テレビの音が聞こえる。


「昨夜、銀行強盗が起こりました。
犯人は逃走中。被害者は俳優の上地雄輔さん。」





「これで雄ちゃんは私のもの!
このお金で2人でずっと暮らすの!」







あー。狙われてたんだな。俺。




どーしよ。




逃げなくちゃ!!



どーやって逃げよ


あっ窓がない・・・




しかたないな。




そのときだった。


《タッタッタッタッ》

あいつが降りてくる。


ここは地下らしい。




まだ寝てるふりをしよう。





「雄ちゃあん?まだ寝てるのぉ?睡眠薬はきれる時間なんだけどなぁ。」


やばい。ぜってぇばれた。



「起きてんでしょ!」




「ってぇ」


ピリッとした痛みがはしった。


いきなりビンタかよ。



「起きたわねぇ?ごめんね痛かったでしょう?」


なにこいつ?すんげー筋肉・・・



そー思ってたらいきなり服を破かれた。


さびーんだよ。
やめろよ。


あー!くそっ俳優なめんじゃねぇぞ!


いたずら心がわきあがってくる。



「ねー寒いな?君は寒くないの?」


「やっとしゃべれた♡寒いわ♪でも雄ちゃんがいるから」


こっえー


「なんでちぎるの?君かおいらをあたためなくちゃいけなくなるんだよ?」


「なに?もとめてるの?」



これで押し倒す!


「ひゃん!」


「わりーな♪」


それでこいつを縛りつける!


「こーゆー趣味だったの?」


え?普通ゲンメツしねーの?

さすがに自分でも気持ち悪くなってきた。

「まあな」



ここの鍵はどこだ?

あった♪


「おいらお腹へったな。お前はあとで楽しんでやる」


「そーいって逃げるんでしょ」



なんでこいつ俺の思ったことわかるの?


まあしかたない。逃げるんだよ。俺は。じゃあな。






ドアが見えた。


もうすぐだ!






《バン!》




「ぎゃ!」




うわー久しぶりに血見たわ







「もうだめね。いっしょにしぬのよ!」









「だめだ。お前だけは生きてくれ。どうせいっしょにしんでも俺たちは別々だ。」






《グサ》




なんかとりにくと同じ感じなんだ。






人間の肉は。






「雄ちゃあん!!」







あいつの叫び声が聞こえる。



そうだろうな。目の前赤いもんな・・・真っ赤だもんな・・





たくさんの足音が聞こえる。





もうちょっとはやく来てくれよ。









俺はもう少し寝るぜ。またな。















事件の翌日の昼こんなニュースが流れた。


「俳優をやっててよかった。これからも演技力をあげていきたい。と上地さん。











そして、ケチャップが大好きになりました。と。






無事被害者救出、犯人は逮捕しました。」