バスでの混雑から逃れようと本を読み込もうとする私。
しかし、バスに乗り込みしばらくすると先ほどパンフレットを配っていた男性がマイクをもって運転席隣の前方で話し出す。
おっ、なんだかバスツアーの感じだぞ。
彼はボランティアで赤城山観光を盛り上げるために案内を買って出ているようだ。
今日から読み始めとなった本、内容が面白い・・・
でも目の前で話しているおじさんのマイクを通した声が車内に響き、また一生懸命話している姿を無視するのも悪いと変な良心がうずく。
ここは素直なツアー客を演じ、しっかり話を聞こうと彼のほうを見ると目が合う・・・照れる。
なので目線をちょいずらしながら話を聞く。