5.三男誕生 | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


「○○さーん」と何度も私を呼ぶ声が聞こえ、目が覚めるとまだ手術室のような部屋にいました。

姿は見えませんでしたが、おじさんらしき人の「痛い~痛い~」と唸るような声が聞こえてきました。

その部屋は術後、完全に覚醒するまで過ごす部屋だったようです。おじさんも術後だったのかな。

私も目が覚めると真っ先にお腹の痛みを感じました。

まだぼんやりしていたのもあって、近くにいた看護師さんらしき人に「お腹が…痛い…です」と伝えるのがやっとでした。

声が出にくく、喉が痛かったです。
(挿管していたから)

その後すぐにハッとして、私は帝王切開したんだ!と気付きました。

私「赤ちゃん…は?」

看護師「また後ほど先生からお話がありますからね」

何だかはぐらかされたような気がしました。

気にはなったけれど、しばらくはとにかくお腹が痛くて痛くて…

術後の痛み止めは医療用麻薬で、ボタンを押すと体内に流れる仕組みになっていましたが、最初は全く効きませんでした。

後から聞いた話では痛み止めの点滴が閉塞していたみたいで、ちゃんと入っていなかったようです。

(その後は大丈夫でした)

18:00頃、旦那が待つ病室に戻りました。

2017年10月16日、15時45分

身長40.5㎝
体重1464g

三男は無事に誕生したと教えてもらいました。