日本企業が中国でIPOする事例がいくつか出てきました。
中国でのビジネスは、商慣習の違いや規制対応の観点からも難しいですが、 IPOはいかがでしょうか。
ハードルは高いかもしれませんが、その分リターンも大きいかもしれません。
今回は、基本的なところとして、中国の証券取引所の概要と、日本企業の中国上場の事例を見ていきたいと思います。
◾️中国の証券取引所
中国には主に証券取引所が2つあります。
・上海証券取引所
・深圳証券取引所
上海は、金融やエネルギーなどの伝統的な業界が多く、
深圳は、土地柄、ハイテク系の企業が多いです。
総じて、PER(株価収益率)が高く、新規上場数が傾向にあります。
上場する際は、中国企業であることが必要になるため、
日本企業が上場する場合は、中国子会社を設立し、子会社上場させることが必要となります。
◾️日本企業の中国上場事例
日本企業で中国に上場した事例は、今のところ2社です。
・R.S. Techologies(2022年に上海証券取引所上場)
・フェローテックホールディングス(2022年に深圳証券取引所上場)
R.S. Techologiesは、シリコンウエハーの加工などを行う半導体関連事業の会社ですが、日本で2015年に上場後、中国上場しています。
日本で上場した時の時価総額は110億円程度。
中国で上場した時の子会社の時価総額は4,800億円程度。
なんと、約50倍の規模・・・・・・・・
中国上場する際には、中国の会計基準で財務諸表を作成し、中国の内部統制監査(C-SOX)への対応と、バックオフィス側で対応すべき事項も多いです。
ですが、上の数字を見ると、改めて中国市場の規模の大きさを感じ、かなり魅力的な気がします。
日本企業の中国上場、チャレンジングですが、今後増えていくことを陰ながら期待します。
