フランスのエズ村での歩き記録です。

 

当時は義母の認知症が進んできて、しばらく、相方フランスと旅行していませんでした。

南仏の義姉のところに義母を連れて行って、ひさしぶりに2人で旅行しました。

 

Mentonに数泊して、朝、ビーチ↓で泳いでから、チェックアウト。

大きいリュックを背負って、列車でエズ村に行きました。

                        Mentonのビーチ

 

その前日に、お姉さんとお母さんフランスへのお土産にと、相方がずっしりと重いジャムを5つも購入し、自宅用にとリモンチェロを1本買っていました。

ちなみに、Mentonはレモンが有名で、私はレモン石鹸も買ってしまいました。

 

そんなこんなで、4泊分の衣服、濡れた水着やタオル、大量の飲み水、ジャムやらで、荷物はすっかり重くなっていました。

 

エズ駅に到着したのが12時前晴れ

 

かなり暑いのでニーチェの道を歩いて登るのはやめようと言ってみると、「少し歩いてみて、だめだったら降りてバスに乗ろう」とのたまう相方。

じゃあ、少しね、もうちょっと、じゃあ、もうちょっとね、がんばれ。。と気づくと、戻るのがたいへんな距離になってました。

熱中症にならなかったから笑い話になるけれど、本当は危険なパターンです。

 

私たちの他に登ってる人は1人、ただ、その人はほぼ手ぶら。

ニーチェの道を降りていく人は、10人程。みんな、小さいバッグか手ぶら。

 

私は腰ベルトもない普通のリュックで、10キロほど重さがあり、ぐぐぐと肩に、悪霊のようなリュックがのしかかります。

平らな道に見えるのかしら? 登っている写真です。

木陰は、登り始めに少しと、終わりに大量にあったけれど、

大部分の道は、↑写真のように、涼しくない木陰がとびとびにありました。

 

そんなに休んじゃダメだ、そんなに水飲んだらだめだーと相方に言われながらも、がぶがぶ水を飲んで、汗どばー滝汗、「なんでジャム5瓶買ったのよー!」と叫ぶ、を繰り返していました。

確かに、あとどれくらいで到着するか分からないので、水はセーブしたほうがいいのかもしれない、コルシカ 島のランドネは、もう到着だと思ったら、あと丘を3つくらい越えないといけなかったなあ。。と思ってると、先に進んでた相方がニーチェの道のパネルを読んでいました。

この辺りから木陰が増えてきたような、、

そして、人の声と音楽が聞こえてきました。

どうやら別荘か民家があるらしい。

別荘(?)の横を通り過ぎた時、道が、(確か木製の)くだり階段になりました。

階段には枯れ葉がびっしり、しかも建物からホースで、階段に水を流しっぱなし、ずぶ濡れになっています。

こけないように、こけないように········ずるっ、スッテーンポーン

見事に尻餅です。と同時に、背後にいた相方が「大丈夫?」と駆け寄ろうとして、

スッテーンゲッソリ

私の背中に蹴りが入り、トレッキングポールが飛びました。

別荘(?)の庭から大丈夫?という声が聞こえ、適当にあしらい、ポールを探しました。

 

その後、少し登って、男性が見張っているゲートのところに出たので、あとどれくらい時間かかりますか? と相方が尋ねると、もう到着していました。

 

小刻みに休んだのに、ネットで見かけた推定時間1時間半で到着(私たちは、いつも予定通り行けないのに……)。

ちなみに、この道、高低差が約400m、距離2.1kmらしいです。

 

ニーチェの道は苦行でしたが、Les rempartsというレストランとjardin exotiqueはよかったです。

ヨーロッパに住んでるので、相方も私も、村の雰囲気はあまり感動が少なかったです。

 

時計時計時計時計時計時計時計時計時計時計時計時計

 

下りはバスを使いました。

バスは、くねくねとした道を、猛スピードで降りていきますが、思ったより駅まで時間がかかりました。しかも、次の停車場の案内もないので、乗車時に運転手さんに行先を告げたほうがいいです。結局、駅で降りたのは、私たち二人だけでした。

 

駅(Gare Eze)へ向かう、バスの時刻表↓

モナコへのバスもあるらしい(それは写真なし)。

あと、ニースからバスの人もいるようですね。

 

ニーチェの道を猛暑に大荷物で登るのはおすすめしないという実体験でした。