TSUNAMI 10 アジア仕入れの旅 | 少数民族 エスニックの店 TSUNAMI日記 

TSUNAMI 10 アジア仕入れの旅

定刻より30分遅れてバスは出発。乗客は俺とおフランス人カップル意外、ラオス人とモン族が殆どだった。毎度の事だが、外国人が今だに珍しいのだろうか、とにかく皆俺をジーっと見つめてくる。そして、視線を感じ笑顔を送っても、プイッとそっぽを向くのである。バスに乗ってる間はこれの繰り返しで、かなりシャイな人達だが、いい加減そろそろ見慣れてくれ~!

どの位走ったか定かではないが、日が傾き始めた頃、ある村でいきなりバスが停車した。その村を目にした途端、俺はびっくりした。なんせ、村の入り口から出口までの約300メートル位はあるだろうか、全てが
魚の干物屋なのだ。しかも、海の無いラオス、店先には運動会の万国旗の様に干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物.........干物だらけの運動大会である。

いったい誰がこんなに干物ばっか食うんだー!?と、思っていると、皆さんこぞってバスから降りて干物を買いだしている。


俺も負けじとバスから降り、物色をする事に。愛想の良いおばちゃんに早速試食を勧められたが、なんだかおばあちゃんのかかとの味がした.....




そして、バスは山を越え、谷を越え.....


ようやく、現地に到着したのは夜中の一時過ぎ。珍しく一回も故障無しで着いた。こんな事は初めてかも知れない。

多分、普段の行いが良いのだろう。今回の旅はきっと何事もなく、スムーズに行くに違いない!と、その時思いっきりたかをくくっていた。この後の事も知らずに.....

つづく