TSUNAMI 10 アジア仕入れの旅 | 少数民族 エスニックの店 TSUNAMI日記 

TSUNAMI 10 アジア仕入れの旅

ラオスの入国手続きを終え、何のヘンテツもない駅の外へ出てみると、4~5人のタクシーのおじさん達が近寄ってきた。辺りを見渡してみるが、トゥクトゥクは全然見当たらず、どうやらビエンチャン市街地に行くにはこの人達のタクシーしか無い様だ。ここから市街地までどの位離れているのか、皆目見当もつかない。

値段交渉に入る事に。

と、いきなり全員が一人500バーツ(約1400円)と吹っかけてきやがった!

「ふざけるな!だめだめ!」

ネバって交渉するがなかなか下がらない。なんせ他に競争相手がいないもんだから、完全に足元をみているのだ。ようやくこれで誰もここを使わない訳がわかった。

仕方なく、距離もわかっていないが俺は歩いて行く事に決めた。値段どうこうではなく、とにかくこいつらの根性が気に食わないのだ!幽霊学生もついて来ると言っている。見渡す限り山しかないが、まーどうにかなるだろう!


歩きだして30分、早くも俺は後悔していた。全くといっていいほど、車一台通る気配も無く、かといって今さら戻ってぼったくりタクシーの運ちゃん達に「やっぱり乗せて」なんて口が裂けても言いたくない。

どうするか迷っていると、一台のバンがこっちへ向かってくるではあーりませんか!正に天の助け!すぐさま親指を突き上げ車に止まってもらった。

よく見ると、さっきのタクシーの運ちゃん達の一人だ。200でいいと言っている。どうやら、仲間の手前勝手に値段を下げる事はできなかったらしい。すぐさま乗り込み、タラートサオまで行ってもらうことにした。



走る事1時間半、タラートサオまでは意外と遠い道のりだった。歩いたら3~4時間はかかったはずだろう。それを考えたら500バーツも決して高くはないかもしれない。

ここで幽霊学生とはお別れ。タラートサオで少し仕入れをし、午後3時のバスで世界遺産の街へ行く事に。
道のりは10時間の到着は午前1時予定。ハァ~早くふかふかのベットで眠りたい!