TSUNAMI 10 アジア仕入れの旅 | 少数民族 エスニックの店 TSUNAMI日記 

TSUNAMI 10 アジア仕入れの旅

4日目

 目を覚まし、携帯の時計を見ると既に時間は昼近くになっていた。一瞬びっくりしたが、今日はゆっくりでいいのだと自分に言い聞かせ、ほっと胸をなでおろした。

何故かと言うと、夕方からお隣の国LAOSへ移動するからだ。

色々迷った結果、LAOSへは夜に出て朝に着く寝台列車で行く事にした。

それまでの間、久々に空き時間ができたので、ゆっくり周辺を散歩する事に。

改めて周りを良く見ると、ついこの間まで白熱していた、デモの爪痕があっちこっちに残っている。壁に描かれた落書きかと思いきや、良く見ると↑を見ろと書かれている。


その↑の先には銃痕が・・・


他にもまだまだ、たくさんの銃痕があった。因みにこの場所は、カオサンの入り口、バーガーキングのすぐ横の脇道で、日本人報道カメラマンもここでお亡くなりになった場所らしい。と、写真を撮っていたら、どこからともなくやって来たおっさんが、そう俺に説明し始めた。撃ったのはREDだとも・・・う~ん!?鵜呑みにしちゃっていいのか、正直わからない所である・・・つーか、あんた誰なんだ!?政府の廻し者か?最後におっさん、「日本人を巻き込んでしまったのは、すまないと思っている・・・」と言って去って行った。まるで、24のジャックバウアーの様だった。




 
 時間よりも、ちょっと早くファランポーン駅に着いてしまった。やる事もないので、出発前の腹ごしらえをする事に。当分タイ飯ともお別れなので、一番好きなカオマンガイ(鳥蒸しご飯)をチョイス!これのTシャツを着てもいい位大好きだぁぁ!!!


いつの間にか日が暮れてきて、いきなり幻想的になるファランポーンの駅前。なんだか街全体が、昼間の罪を帳消しにしてくれる位、哀愁漂う夕日だった。


気分が盛り上がって来た所で、いざ出発!約11時間列車に揺られ、国境のノンカーイに着くのは明日の朝。ゴダイゴの999のテーマが聴きたくなった。