勇者物語〜第62回ハングル検定2次面接 | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

 No.002(2番乗り)

遂に勇者が神保町のラスボスの城壁を越え本丸に向け일사천리に駈け上がる!

 オレは、オレはこの日を、この日を待っていたのだ!ハングル検定ラスボスめ、覚悟じゃ〜!


 ふ、ふ、来おったか、が、しかし、今までの筆記はただのお遊びじゃ、重要なのは実戦じゃ、さあ、実戦で、はたしてお前の実力がどんなものか、とくと見せてもらおうではないか!容赦はせぬぞ!

 喰らえ〜実戦韓国語四字熟語千本ノック!

 次は韓国語発音ㄹ 받침千本ノック〜!  

 まだまだ、ㅅ받침直後の変化、リエゾン千本ノック!



 うっ、あ、ぐぐぐぐ、、あ、いて、お、おのれ〜ラスボス〜


 どうだ!ヌハハハハハハ!ヌハハハハハハ!ヌハハハハハハ!


 もうね、当日の朝、そんな事しか妄想できね〜 喉が바짝바짝渇く。

 ハングル検定協会事務所に到着して小さな丸テーブルに案内されると第62回ハングル検定1級2次面接1番手の方がすでに着席していた、当たり前だけど。わ、若い、20代後半?行って30ソコソコではないか?こういう環境にいると他人が全てつわ者にしか見えない。そ、その若さでここまで来たのか、た、単身ラスボスの巣窟に一番乗りとは、お、おぬし、出来る。会釈して互いにエールを交換する。しばらくして彼がラスボスに指名され伏魔殿に消えた。

 ふと見ると私の左側に本棚があるではないか。見てみるとハングル検定過去問題集や韓国語関係の書籍がところ狭しと並んでいる、ま、まるで宝の山ではないか?!お宝がザックザックと出てきているではないか!お、黄金の国Zipangって、もしかしてココじゃね?ハ、ハングル検定ラスボスが黄金の国のヌシだったのか〜

 勇者「一番乗り」が戻って来た、時計を見ると13分?ちょっと早くね?え、笑顔だ、笑顔で受付の女子と韓国語で楽しそうに言葉を交わしている!その女子も私と言葉を交わした時より嬉しそうだ。それはさておき、ま、まさか、13分でラスボスをやっつけたというのか?!


 そして私の方に振り向きざま、両手で小さくファイティングポーズをとって笑顔で「ファイティング!」

 누,눈부셔!!思わず手を目にかざす、ま、まぶしい!眩しすぎて、まともに見れない!「一番乗り」の若さと強さと健康が眩し過ぎる!

 私の番号002は그야말로二番煎じではないか?!

 若さというのはそれだけで好印象だ。でも、私はそうはいかない、私には若さはもはや無い、体力では勝てぬ、勝算があるとすれば戦略戦術しかない。


 それではお部屋へどうぞ


 カラカラな喉と발탁발탁 뛰는 심장(パタパタめく心臓)で私は伏魔殿に向かった。新たな神話が誕生するのか、ゆけ!勇者よ!異世界の扉が開く!


 長くなったので次回に続きます。


네 여러분 즐거운 하루 되세요!


あんにょーん!