「在日朝鮮人美術史」(著者白凛)をようやく読み終えた。
読みながらモダニズムを調べたり、するとポストモダニズムとか出て来て、はぁい?ってなってまた調べて、するとダリとか出て来てキュービズムとかもうわけわからなくなって、
すると古典主義が出て来て調べると復古主義とかルネサンスとかバロック?ポルトガル語だったの?その流れから当然ルーベンス出てくるよね、調べるよね、調べてるうちに、ルーベンスが描く女性達が全て本当に全部!三美神の絵とかモロポッチャリ!あの絵のモデルってもしかしてうちの相方じゃね?とか深く感慨に耽りながら、当然フランダースの犬に行っちゃうよね、ネロとパトラッシュはルーベンスの絵の前で息を引き取ったから、それにしても教会はマジケチで、普段絵を見せなかったんだよ!とか怒りに震えながら、
で、リアリズムが出て来て印象派が来るよね、モネとかマネとかセザンヌとか、ゴッホはヒマワリ描きすぎじゃね?とか、性格めんどくせー!とか、耳事件まで行っちゃうよね、弟のテオの愛情がパネー!とかしてるうちにめちゃめちゃ時間かかっちゃってようやく読み終えたわけなんです。
もうね、モダニズムとかポストモダンとかサッパリ意味わかんねー!からのモダン焼きに寄り道しちゃったよ!
モダン焼きが1950年に神戸の長田区で発祥したと言う事を知ったのもルン先生のこの本のおがけ!
おかげで神戸長田区出身の相方に対する私の目線も益々尊敬の度合いが増す!
週に1回必ず食卓にお好み焼きがあがるそのミステリーの意味が夫婦生活24年目にしてようやくわかった。
もうね、ルーベンスとモダン焼きとルン先生のおかげ!
ストロベリーちゃんからモダンちゃんに改名しようかしら?
「モダンちゃん」か・わ・いい〜!!
そしてずっと以前から不思議だったこの絵
いったいどこの国の誰が書いたのずっとずっと疑問だった。
ルン先生がその疑問を解いた。
第7回アンデパンダン展(おそらく1955年)に神戸朝鮮中学校の生徒達と当時の美術の先生だった青山先生の版画作品だった事がわかった。
まず絵の生立ちがわかったのも感動だったけど日本人の青山先生と神戸朝鮮中学校の生徒達とのエピソードに、もうね、加齢と共に涙腺って弱くなるでしょ、涙の臨界点が浅くなるじゃない、だから青山先生のくだりは星飛雄馬と伴宙太が抱き合って泣いてるあの太い滝のような涙みたいになっちゃうわけ。
「中国人民解放軍歌」朝鮮人民軍合唱隊の動画にその印象的な絵が出てきます。
朝鮮では毎年7月27日になると祖国解放戦争勝利記念のコンサートが開かれて必ず「中国人民解放軍歌」と「中国人民志願軍の歌」が朝鮮人民軍音楽隊によって歌われる。
当時、宣戦布告すると全面戦争になるので中国は宣戦布告はせずに志願して勝手に行った形を取って朝鮮を支援した、何故なら中華人民共和国建国の為に朝鮮人共産主義者達は国共内戦で多くの血を流したからだ。
朝鮮語の歌詞(1番が中国語、2番が朝鮮語)
前進!前進!前進!
太陽に向かって行こう
祖国の大地を踏みしめながら
民族の希望を背負いながら
我らは必勝不敗の隊伍
我らは労働者農民の子供達
我らは人民の軍隊
人民の為、人民の為
勇気で敵を蹴散らし
毛沢東の旗を高らかに揚げよう
あ、歌声が聴こえる
革命の歌を歌いながら
トンム達よ足を揃えて戦場に向かおう
トンム達よ足を揃えて辺境に向かおう
前進!前進!
太陽に向かって
行こう祖国解放為に
全国解放の為に
※「敵」は蒋介石の国民党軍
ちなみに国家の義勇軍行進曲の敵も国民党軍、多くの人が旧日本軍と勘違いしてるようだけど。
※中国語では同志、朝鮮語ではトンムだけどトンムと同志は同じ意味の場合もあるけどちょっとニュアンスが違うのでそのままトンムとしました。
※勇気の箇所は우리말では복수に聴こえるので誤解を呼びそうなので中国語の勇気をチョイスしました。
네 여러분 즐거운 하루 되세요!
アンニョ〜ン!