普通、高校時代って一番キラキラしてる時代、
「飛び出せ青春」とか「俺は男だ」とか「我ら青春」とか「夕陽ケ丘の総理大臣」とか「スクールウォーズ」とかみんな高校時代、
青空があって、白い入道雲があって、明るくて、海があって、部活!みたいな、夏服の白いチョゴリのチョッサンの汗ばんだ後ろ姿が眩しい!みたいな、パンチパーマとポニーテール!みたいな!
相方のストロベリーちゃんのアルバムなんか見ると健康の匂い香る笑顔の集大成!
(ちなみに現在は家庭内秘密保護法の強行採決によってアルバムの閲覧が禁止となっとります。)
私の高校生時代はと言うと、もうね挫折の連続、惰性の毎日、マジで暗黒時代!
友達とか殆どいなかったし、楽しい思い出なんて殆どない!
だから高校時代の写真とか殆ど無い。
朝高時代の記録だけポッカリ空いてる。
他の家族みんなの充実した高校生活とは全く対照的。
だから、ワタクシは今回のハイキングを並々ならぬ意気込みで臨んだワケなんです、
失った青春の思い出を40年ぶりに取り戻す、マジで、
ハイキングの最中、ハイキングと言うよりも今回は結構アップダウンがあったからトレッキングと言ったほうが正確かも(今回事前に調べた、タフな順番から登山、トレッキング、ハイキング、散歩、徘徊となるらしい、事前に背景の知識をつけると物事はより楽しくなる)、隊長が先頭でビギナーの私と女子二人が真ん中、しんがりを副隊長が守るように進むワケなんです。
歩きながら꽃파는 처녀(花売る乙女)のオープニングはサウンドオブミュージックのオマージュだとか
オープニングで野原を歩くコップニがズームされるシーンと
オープニングでのジュリーアンドリュースの登場と酷似してる!
前者が1972作、サウンドオブミュージックが1965年作だから間違い無い!みたいな話で盛り上がったり、
朝鮮映画と言えば不朽の名作「ピバダ(血の海)」!
朝鮮学校の親子競技で定番の名曲「우리엄마 기쁘게 한번 웃으면(母さんニッコリ笑ったら)」はこの映画で원남이,갑순이,을남이(ウォルナミ、カップスニ、ウルナミ、確かオモニがスンニョ、チェスンニョじゃなかったか?)の3人の子供達が主人公の母親の誕生日に日帝の略奪によってめっちゃ貧しいながらもご馳走を用意するシーンで流れる話をしながら、懐かしい〜!みたいな、
この時に大きなキジを捕まえた1番賢い末っ子のウルナミが後に日本の警官に撃たれて命を落とし泣いた話とかで大いに盛り上がるワケなんです。
この映画は実は読み書きすら出来なかった植民地支配下の朝鮮の貧しい主婦が字を学び、自己を確立し、民族の自由と独立の為に覚醒していく女性解放フェミニズム映画なのだ!みたいな話で盛り上がったり、
本当に楽しかったワケなんです。
ちなみにスンニョがウルナミに朝鮮語のカナタラを教わるときにウルナミがㄱㄴㄷㄹをキウッ、ニウン、ティグと教えるワケなんです、わかるティグ!今の大韓民国と同じ!現在の朝鮮民主主義人民共和国の綴字法ではティウッが正しい、何が言いたいかって言うと1960年代までは南北で言葉の差が殆ど無かった、それをピパダで発見した事が私にとっては宝石のような喜びなワケなんです、そんな話を出来る幸せみたいな、でも、みんな、ふ〜ん、みたいなリアクションで軽くスルー、
と言う事で、山と言えばやっぱりヨーデル!サウンドオブミュージックの中から「一人ぼっちの羊飼い」、まるで朝高時代の私!レイホ〜!
初級部時代、いつも片膝立てて(6人姉弟の末っ子長男だから女座り)ストーブでミョンテ炙りながら広げた新聞紙の上にビンビールとヤンニョンとその炙ったミョンテで酔っ払いながらウィーッとやってる自分のアボジと父親役のクリストファープラマーとを比べて同じ父親なのになんて違うんだ?!と大きなため息をついたものです。アッパがクリストファープラマーでオンマがジュリーアンドリュースで子供達とギター引きながら歌えるって理想の家族像。
未だに興奮と筋肉痛が冷めない私、
もうね、長くなったから次回に続きます。
얘 여러분 즐거운하루되세요
アンニョ〜ン!