僕には夢がある | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

今日僕は日本史の中で自由と平等を求める小さいけれど偉大なデモとして歴史に残る事になるこの集会に志ざしを共有するみんなと共に参加できる事を嬉しく思っています。
70年前、日本人を含む偉大な東アジア人民の反戦運動によって戦争が終わり、それは容赦の無い不正義な炎に焼かれた数億の人民達に希望の光となりました。
しかし70年を経た今日、朝鮮学校は依然として平等に扱われていません。70年を経た今日、朝鮮学校は悲しい事に依然として民族差別の鎖よって縛られています。70年を経た今日、朝鮮学校は物質的繁栄の真っ只中に浮かぶボロ学校、孤島の様です。70年経った今日、朝鮮学校は日本の法律に沿って日本に建てられた日本の民族学校にも関わらず、まるでクラスの中のいじめられっ子のような扱いを受けています。そこで僕達は今日この恥ずべき状態を劇的に訴える為にここにやって来ました。

僕は文科省で働くお母さんやお父さんに尋ねたい、あなた達のお子さんが「なぜ朝鮮学校だけ補助金を受け取れないの?」とあなた達に尋ねたらなんと答えるのでしょうか?
「朝鮮がミサイルを打ち上げるから」?「朝鮮が日本に攻めてくるから」?「朝鮮が日本の言う事を聞かずに生意気だから」?
百歩譲ってそうだとしても日本の朝鮮学校とは全く関わりのないことです。また、今年に入ってからは朝鮮半島南北融和の動きが活発になり歴史的な米朝首脳会談も実現し朝鮮はミサイルを打ち上げていません。核施設の爆破さえしているほどに平和への道を追求しています。
一方でアメリカはつい先日核実験をしたばかりです。フランスも行いました、インドもミサイルを打ち上げました。でも、アメリカンスクールや日本にあるフランスやインドの学校の補助金が凍結されたという話は聞きません。
建国以来外国に侵略したことの無い朝鮮と関わりがあるというだけで補助金がカットされ、建国以来常に戦争をし実際に2発の核爆弾を使用し、つい先日も核実験を行ったアメリカと関わりのあるアメリカンスクールには補助金が支払われるというのはどう考えても平等では無い!と思いませんか?

でも、僕には夢があります。
それはいつの日か不正と抑圧の炎熱で焼け付かんばかりの東京都でさえ自由と平等と正義のオアシスに変身する夢です。

僕には夢があります。
いつの日か僕が結婚し子供が出来たら、子供達は出自や国籍では無く人格そのものによって評価される国に住むという夢です。

僕には夢があります。
すべての丘と山が低められすべての谷が高められ平らにならされ、曲がった道が真っ直ぐに直される平等と正義の国が出来、その栄光をあなた方と共に見るという夢です。
そして十条の緑の芝生から、大阪の生駒山から自由と平等の鐘を鳴り響かせたい、
須磨垂水の輝く海岸から、小平のロマンス通りから自由と平等の鐘を鳴り響かせたい、
新検見川の丘の上から、墨田区八広から天高く見えるスカイツリーから自由と平等の鐘を鳴り響かせたい、
これが実現する時、
私達地球の子全てが、朝鮮人も日本人も黒人も白人もプロテスタントもカトリックもユダヤ教徒もイスラム教徒も仏教徒も共に手を取り「人間讃歌」を歌う事、それが僕の夢です。

2018年11月16日
朝鮮大学校外国語学部1班
金希俊    
文科省前金曜行動

WE SHALL OVER COME
勝利を我らに