거든요とか言えない!〜長男コリアレポート | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

オンマ、オレ向こう行って「거든요」とか言えない、マジ無理!

※거든요
発音は日本語表記だと「コドゥンヨ」、韓国語の口語の文章の動詞の直後に付けるので結果、口語文の最後尾に来る。
〜したのね、とか、〜しましたから、的なニュアンスで、外国語ネイティブがこの「コドゥンヨ」を使うと韓国語上級者の印象を強く韓国語ネイティブに与える点でかなり重要。
但し、朝鮮民主主義人民共和国ではあまり使われない為、(映画やドラマでもほとんど出ないが稀に出てくるので全く無いわけではない、筆者は過去に朝ドラ(朝鮮ドラマの意味ですから!)「我が女子サッカー選手達」の第2話か3話で主人公の親友がピアノを弾きながら「했거든」とセリフがあった事を実際に確認している)朝鮮民主主義人民共和国の文法、綴り法を習う朝鮮学校の生徒達にとっては韓ドラや韓流スターなどの会話でわかってはいるもののちょっと敷居の高いというか、馴染み難いというか使うのか照れくさい言葉と言えよう。

大学の夏休みの短期語学研修で韓国のヨンセ大学語学堂に旅立つ直前の長男のひと言がまさにそれである。

わかる!とてもよくわかる!
ネイティブの様に韓国朝鮮語を話そうとするときの照れの様なものな、
私が若い頃はネイティブの様に話そうと努力するとよく同級生達から「お前、気持ちわりーな!」とよく言われた、もうね、ホント意味不明!
これだけ韓流が浸透してる今の時代、今の朝鮮学校ではそんな事はないけど、でも、やはり照れはあるようだ。
거든요 、~구나、〜군요、글쎄요、〜말이오、を私は韓国語上級者必須5大マストアイテムと密かに呼んでいる。

そんな長男から母親にラインが送られてきた。

どうにか無事に宿舎である「友情園」に着いた。
参加者は世界各国から280人くらいで、着いた翌日にクラス分けの韓国語能力テストでレベルによって8クラスに分けられる。
試験の結果はレベル8のクラス。
レベル8と言うのは最上級のクラスでクラスメイトは11人だそうだ。
ロシア人、中国人等、日本人も女子が3人で男子はうちの長男ともう一人の二人だけだそうだ、ハーレム状態じゃん‼

私はねえ、思うワケね、
うちの長男は朝鮮学校でスゲー成績が良かったワケでは無いのね、
輝かしい「最優等」とか縁もなかった、いつもBクラスの「優等」で中の上くらいの平凡な成績、それがさあ、たかがクラス分けのテストと言えど280人の中の11人の中に入ったって事は朝鮮学校の教育カリキュラムって凄くね?
よくさ、朝鮮学校で習った朝鮮語は使えねー!って  FBなんかでよくバカにしてる奴がいるけど、偏見と妄想でブラインドになってんだね、お前の事だよ!オマエ!

でも、やはり照れがあって発音を中々ネイティブみたいに出来ないそうで、一方の日本人の子達は真面目で照れなんてこれっぽっちも無く先生の発音通り忠実にする姿勢に感銘を受けたそうだ。
でも、読解力やリスニングは自分の方にかなり歩があると感触を得たようでもある。

うちの長男は自分から雰囲気を作るタイプではない、まだルームメイトもおらず部屋に1人、友達もまだ無く、ボッチで食堂に行くのもなんだし仕方なく外のコンビニでキムパプのり巻きを買って一人で済ませたらしいが、その海苔巻きがめっちゃ美味かったと母親にラインを送る長男、海苔巻きの感想を母親のラインに送る程だから、もうね、深刻、深刻なボッチの症状が如実に表れている、「友情園」なのにボッチっていったい、、、

そのまた次の日構内を歩いていると、いた!自分のようにオドオドしながら歩いてる奴が遂にいた!
奴の目が完全にキョドってる!
一目でわかるそのオドオドっぷり!
めっちゃ嬉しい!百人力を見つけた感じ!
目と目があった瞬間ソイツが聞いてきた、
「あ、あの〜イルボンサラム?」

「あ、えっと、イルボンサラムでは無いけど日本から来ました」

「?????」

「あ、在日です」

「??ザ、ザイニチ?」

「あ、ま、いいや、受付?受付はそこだから一緒に行きましょう」

以降音信が途絶えている、
どうやらソウルボッチを脱出したようだ、
日曜日はソウルの親戚と食事の約束をしているらしい、
とにかく韓国は暑いらしい、
110年ぶりの暑さって日帝時代の前じゃん‼
あと接触した現地の韓国人が100パー冷たかったらしい、外はあんなに暑いのに、、、
조국의사랑은 따사로워라
(祖国の愛は温かい)は大韓民国では通用しない死語らしい、てゆーか、元々無かったて?
コラッ!そんな事言ってはいけません!たとえ本当だとしても!

一方、ピョンヤンに行っているソナちゃんはどうしてるかなぁ、、、

今回のエピソードは全て又聞きの伝聞ですから!
実際にソウルで息子の行動を観察したわけではありません、

では皆さん、統一した祖国でまたお会いしましょう!