私の神ストーリー | ヨンさまブログ

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とある焼肉屋のおやじです。

もうね、
前々から言ってたワケ、口を酸っぱくしてアルバイトに言ってたワケ、ヤバそうな人が入ってきたら必ずオレに言えって、

気が付いた時にはちっちゃいおじさんがベロンベロンの状態で席に座ってウーロンハイだけ注文してたワケなんです、そしてろれつの回らないちょ〜でかい声で
「スマホ充電‼️」っていうワケなんです、

「充電器ありません」と氷のような対応のストロベリーちゃん
(時折見せる彼女のこの表情を私は密かに「冷凍イチゴ」と呼んでいる)

ちっちゃなおじさん
「オレに充電器買ってこいってかあ〜?オレ客だよ、神様だよ!」

私も人生そこそこ長く生きてるワケ、織田信長より長く生きてるワケなんです、
学生時代の教科書やルネサンスの絵画やギリシャの彫刻とか日本昔ばなしとかで一応世界中の神様は網羅、見てきた自負?誇りかな?てゆーかプライドなのかな?みたいなのがあるワケなんですけど、こんなちっちゃなおじさんが型の神様見たのは初めての経験なワケなんです、
55歳で初体験なんて、しかもまだ夏前なのに、初体験はやっぱり夏にしたいものですよね?
浴衣に下駄の音がカラコロ、髪のシャンプーの香り、屋台にりんご飴、打ち上げ花火は初体験の必須アイテム、なのに、ちっちゃいおじさんって?!
しかも、このちっちゃいおじさんの腕がすごく毛深い!ザ剛毛!

もうね、騒ぎ始めたから110番したワケ、

わかった、わかった、だから神よ〜静まれ〜!

「あの◯◯の◯◯ですが、店でちょっと騒がれて困ってるんですけど、至急出動していただけませんか?」

「どんな状況ですか?」

「自ら神だと名乗っています」

「えーと、自己申告してるワケですか?」

「はい、私も自己申告する神様はモハメド アリ以外初めてなので困惑してます」

「人数は?」
「身長は?」
「武器は?」
「鋭利な刃物とかは?」
「もう一度確認します人数は?」

もうね、いいから、早く来いや〜‼️

息子が深夜無灯火でチャリ乗ってたら速攻で四人の警官がマジ速攻で駆けつけてくるのに、早よ〜来いや〜‼️

電話切って30分後にようやく警官1人来た、交番から店まで早歩きで2分くらいなのに!
ちっちゃいおじさんが「神様」だから良かったものの「悪魔」だったら私完全に今頃お陀仏ですから、あ、悪魔なら仏にならないか、え〜と、え〜と、ま、いいや、

なんか頼りなさそうな若い警官の質問に
「カープが勝った!阪神に勝った!飲んでわり〜か!」
神が負けたのに喜んでる神様って一体、、、

「ああ、そう、良かった良かった、でも、ここじゃあ、迷惑かかるからとりあえず出ましょう」

「客を追い出すのか?客は神様だぞ〜」

もうね、マジでドリフのコントみたいになってる、

飲食店に来て「客は神様」って自ら言っちゃう人チラホラいるけど、
だいたい慈悲深い神様だったらワガママ言わないし脅迫めいたことも言わなくね?
まして神様が自己申告したら全て台無しじゃん‼️

今日のおまけ、
「お客様は神様」クレームに対する返し方ベスト4

①「お客様は神様って言葉しらんのか?」

「はい、存じております、ではお客様は信仰の自由という言葉をご存知ですか?」

②「お客様は神様だ!」

「神はアッラーだけ」

③「お客様は神様だろ!」

「でしたら神様、私の願いを叶えてください」

「言ってみろ」

「か、え、れ、」

④「お客様は神様だろ」

「疫病神でしょうか?」


「お客様は神様」って意識は接客する側が持つものですから!
お客さん側が持つものではありませんから‼️

ただでお金を恵んでもらってるワケではありませんから〜

あなたのモットーはと聞かれたら私は大きな声で答えます

お客様は神様で〜す‼️