こだまでしょうか?
いいえ、
子供達の歌声が聴こえてくる、
ヨン様です、
そう、
朝鮮学校芸術競演大会が今年も開かれました。
先週行われた西日本大会に続いて今週は東日本大会。
私の娘が所属する東京朝鮮第五初中級学校初級部舞踊部は今大会群舞部門でまさかの優秀作品賞を受賞、小さな秋が大きな秋になったわけなんです。
満を持して舞台に上がったうちの娘もそれなりにね、紆余曲折があったわけなんです。
舞台に上がれば誰もがセンターやりたい、
それが無理ならせめて少しでも見せ場の一つもある役をやりたい、
それが人情というものじゃあござんせんか?
残念ながら今年うちの娘は一貫してバイプレイヤー
そんな話を盗み聞きするとね、
もうね、娘の落胆と心の痛みは父親の心に数倍の痛みとなって迫って来るわけなんす。
「えり、辛かったらやめてもいいんだよ」
と言いましたよ私、
するとどうでしょう
「アッパ、何言ってんの?そんなんで辞めるわけないでしょ?!てゆーか聴いてたの?しんじらんない!」
え、ま、マジっすか?!
ある日は
「えり今週の日曜朝高でオッパ達の運動会だけど行く?」
「行かない(キッパリ)!」
「なんで、行こうよ」と私
「練習1日休んだらみんなに1日分遅れるから絶対練習行く」
もうね、尊敬する、
えり先輩、マジ尊敬する、
53年のキャリアを持つ私は12年しか人生を生きてない娘に人生とは何か?を教わった気がする、
毎朝登校前鏡を見ながら
「えりの顔はシンプルで単純だから髪のセットが命なんだよなあ」
確かに埴輪(はにわ)或いはコケシ的な顔立ちである、
決してバービー人形やリカちゃん人形の様な華やかな顔立ちではない、
でも私は娘のその客観的に自己評価を(普通自己評価って盛るじゃん)できる事に自分がとても恥ずかしくなるワケなんです。
でも埴輪やコケシは地味だけどそれはそれで味わい深くてそれなりに可愛いとアッパは思うぞ、
帰ってきても鏡を見ながら練習している
私には舞台がある、
いいえ、私には舞台しかないの、
その舞台の上で私は本当の私になるの、
舞台の上で私は最善を尽くすの、
だってそれが私だから、
と語っているようだ。
大会が始まる
第一、西一、埼玉と常連校が優秀作品と大きなボードに書き込まれる、
東京第五は今大会のトリだ、
去年一昨年と期待されながら結果が付いてこなかった、
今年はそんな期待はすまい、
子供達が無事に演技を終えればそれ以上何を望む事があるのか、
保護者達は思う。
「항상준비‼️」(常に準備を)
の声で演技を終える子供達。
愛おしい表情で拍手する保護者達、
うん、よかった、よかった、
さあ、そろそろ帰ろうかしら、
すると、
しばらくして一人の保護者が走ってくる
「お、オンニ!だ、第五、優秀作品‼️優秀作品‼️」
ええ〜‼️‼️
保護者達の頭にクィーンのI was born to love youの曲が大音量でかかりながら毎朝のお弁当の準備、バザー、高校無償化金曜行動、入学式の記憶が走馬燈のように駆け巡り文字通りの눈물바다(涙の海)となったのは言うまでもない。
特に今回受賞した「群舞」は四年生、五年生、六年生が参加して四年生には簡単な振り付けを五年生にはやや難しい振り付けを六年生には要求性をさらに高めた振り付けを行うだけに指導が難しく担当の先生はそれだけ大変なのだ、けれどその分四年生から六年生の保護者達全員が喜べる事に価値があるのだ。
みんなが嬉しい小さな秋を見つけたのだ。
Yes‼️
今大会は新たなスターも登場した、
南武初級学校の重奏の男の子が会場の全オンマ達を魅了してしまったのだ、
誰かその録画あったらアップして!
あ、言っときますけど私は会場には行ってませんから、
全て伝聞と妄想で書いてますから、
あ、それと言っときますけど
私、マジでいい人じゃありませんから、
たまに誤解されるけど、