過歳アンニョンハシンニカ??? | ヨンさまブログ

ヨンさまブログ

とある焼肉屋のおやじです。

 過歳アンニョンハシンニカ?

新年明けましておめでとうございます、

新しい年、みなさんはいかがお過ごしでしたか?

僕は家族共々、ストロベリーちゃんの実家へ、

彼女の実家は神戸市須磨区妙法寺、

今年は甥っ子、姪っ子19人中18人が妙法寺に大集合!



まるで昭和のベビーブームの一画を切り取って、

平成25年の現代に貼付けたような、

少子高齢化とは全く無縁な神戸ハンメの家、

僕は妙法寺を関西の「幸せの国ブータン」と密かに呼んでいる。

甥っ子姪っ子が多すぎて度々名前を間違える、

まるでトランプの神経衰弱のよう、

でも、ハンメや年配者達にとっては脳細胞の活性化、若返りにいいかも、

そして毎年恒例の新年のご挨拶、全員で声をそろえて

「過歳アンニョンハシンニカ?
オルヘド チャル プタッカゲッスンニダ!」
(新年明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします)

おもえば、16年前、結婚後初めての神戸での正月、

「過歳アンニョンハシンニカ?」??

心の中で
(朝鮮半島ではそんな事誰もいいませんけど、、、)
と思ったものでしたが、


サンチュン、チョッカ、オルケ、ハンメ、チャグンオルケにチョナン
スンモ、イモブにコモブたちの一部
多すぎるのと、それぞれに呼び方が違うので、
もう何がなんだかわからなくなります!


今となっては、これをしないと正月という気がしないんだよね、
ああ、今年もまた、みんな元気、
財産は無い、けど健康ならこの先いろんな幸福とまだまだめぐり合えるような
そんな気持ちになるんだよねえ、これが、

ところで、みなさん、チェサ(祭事)は無事に済みましたか?

人は死ぬと魂魄に分かれて、魂は雲の上に、魄は骨となって地中に、
その後、この二つは再び合体して生に戻ることができるんですね、
そのためには地中の骨が傷つけられないように、
誰かが守らなくてはいけない、だから、その為に墓を作ってその墓を、
子供が管理し、魂を呼び寄せる為に線香の煙で場所を伝えるんですね、
そして、再び死者は遺族と再会できるんです、
だから子孫たちは祭事を続けます、
親よりも先に死ぬという事は祭事ができなくなる、
再び会えなくなる、だから最大の親不孝となるんですね、

だから「国の為に命を捧げなさい!」という政治家ががいたとしたら、
それは「親不孝をしなさい!」ということなんだよねえ、
チェサを大切にする人達はどんなことがあっても
最後まで精一杯、生き抜かなくてはだめなんですよ、
若い人をどんどん戦場に送る政治家がいたとしたら、
それはインチキ政治家ですから、
「お前が行け!」といってあげましょうね!


僕は一足先に東京に帰る、
しかしながら、ストロベリーちゃんは一切僕に連絡無し
普通電話の一本でも入れて
「アッパ、無事、家についたん?」と、安否の確認位するよね?
ペンギンも凍りそうな冷たく暗い寂しい部屋で
一人チャルメラをすする僕、
既婚者なのに、何、この片思い感?

ある映画の名セリフ
「一番長続きする恋は片思いさ」

ストロベリーちゃんもしかして確信犯?
だとしたら
「福美屋、おぬしも、なかなかのワルよのう~、ヌハ、ヌハハハハ!」

今年もよろしく、
たよりにしてまっせ!おばはん!

映画「夫婦善哉」のラストシーンでの森繁久彌のあの有名なセリフより、