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どちらも50年くらい前に買った本です。
 
短大の友人に教えてもらった萩尾望都の「11月のギムナジウム」を読んだ時に、「ギムナジウム?聞いたことあるわ」でケストナーの「飛ぶ教室」を思い出してこの本を買ったのでした。
この小説もギムナジウムが舞台。少年たちの物語。。。
 
 
 
 
この物語を知ったのは中学生の時。 学校の図書室で見つけた児童書です。図書室で読んだ本はハードカバーでしたが、これは後に買った文庫本です。挿絵は同じでした。
あの「大草原の小さな家」の原作シリーズの1編です。
50年に一度訪れると言う長く厳しい冬に立ち向かうアメリカ開拓民たちの生活を一人の少女、ローラが綴った物語です。
 
当時、まだ日本では全く無名の小説でした。でもアメリカではよく知られた小説なのだとか。中学生だった私は夢中になりました。
数年後にアメリカのドラマが日本でも放映されて知られるようになりましたが、私にはそれが不満でした。私だけが知っていた物語が他の人に盗られる…そんな感覚に陥って。
この本の挿絵にはアメリカの開拓民とその集落の素朴な雰囲気がよく出ていました。でもドラマの中のインガルス一家は知的で小ぎれいで(インテリア雑誌で紹介されるような暮らしぶり)、私がイメージしていた世界との隔たりを感じました。良作のドラマでしたけれど。