みなさんこんにちは😃
前回の「不転換」に続き、今回は「通電不良」についてです。
通電不良といっても、
・ポイント上で車両が完全に止まってしまう
・走行はするが、ポイント通過前後で速度が変わる
の2つに分けられると思います。
前者はどこかでまったく通電していない状態、
後者は電気抵抗が影響している状態と考えられます。
まず、ポイント部分だけ通電しない場合、
両端のレールには通電しているため、

・トングレールと分岐レール
・分岐先の内側レール
このどちらかに原因があることになります。
なお、クロッシング部は黒いプラスチック製で絶縁されています。
6番ポイントでは約30mmほどあるため、パワートラックの片動力車や、片絶縁の真鍮車両では停止してしまうことがあります。
この点については全台車で両軸集電化しない限り、
根本的な解決は難しいです。
さて本題です。
まず「トングレールと分岐レール」間の通電ですが、ここはトング根元のカシメと通電板によって行われています。
ホコリや汚れがあると通電不良の原因になるため、
清掃しておきましょう。
とはいえ、この部分が原因になるケースは比較的少ない印象です。
問題になりやすいのは、分岐先の内側レールの通電不良です。
ここは「通電抵抗」の話でも触れましたが、

原因はほぼ「接点板」に集約されます。
正直、この接点板にはかなり悩まされました。
結論から言えば、
・一番安定するのは「ポイントを使わない」
・使うなら「常時通電」
という身も蓋もない話になります。
KATOポイントの裏側にはネジが2本あり、
これを横の穴に付け替えるだけで常時通電になります。
これで、前述の通電抵抗の問題はほぼ解消されます。
ネジでの常時通電の抵抗値は0.04Ωと全然問題ないですね。
ただし、そのままだと分岐側にも通電してしまうため、絶縁ジョイナーを使い、必要に応じてフィーダーで給電します。
加工不要で対応できる点はメリットです。

私は配線やフィーダーが増えるのがあまり好きではないので、「スイッチ式絶縁レール」を自作しました。
作り方は簡単で、レール片側を糸鋸で切断し、
道床にスイッチを設けて配線するだけです。
通電状態が分かるようにLEDも付けてみました。
そうとは言え「選択式通電」でどうにかしたい!と思うのは自分だけじゃないと思います…ならばやってやろうじゃないか!
電気抵抗の原因ですが、やはり接点板が大きなポイントです。
常時通電にして問題がなければ、
基板やカシメには問題がないと考えられます。残るのは接点板です。
接点板は0.1mmほどの薄い板で、先端の小さな突起が基板に触れて通電しています。ただし、取り付けリベットに遊びがあり、基板への押し付けがかなり弱めです。
因みに接点版に何もしてない状態(製品そのまま)の抵抗は33Ω。
33Ωはビックリするくらい良かった時の数値で、
接点板が不安定で一寸ズレようものなら簡単に150Ωになります。

そこでできる対策として考えたのが、接点圧を高めることです。
具体的には、接点板にスプリングを追加して圧着力を上げる方法を試しました。
使用したのはTOMIXの集電スプリングで、長さは3.5mmがちょうど良いサイズでした。これを転換板に接着して元に戻すだけです。
抵抗値を測定すると5.6Ωと、ほぼ常時通電並みの良い結果が得られました。
――というところで、今回はこのあたりで締めたいと思います。
