ドレスに花を

今回の花嫁さんから頼まれたのは、ドレスのリメイク。

他界した大好きな叔母が、自分の結婚式の時に自分で作ったというドレスを、どうしても着たいからとご親族様から譲って貰ったという大切なドレス。

ざっと…20年…いやもっとかしら、年数はかなり経ったドレスです。

このまま着るには少し古めかしいから、可愛くリメイクして欲しいというのが今回のご依頼。

花の色合わせだけ好みを聞きながらご一緒にしましたが、あとはもうお任せしますとおっしゃるから…

小さな花をひと針づつ縫い付けて、

裾が完成。

次に、首元にも花をと花嫁さんからのリクエストでしたので、咲かせました。

そしてバックスタイルのチュールに花を散らし、

京都のリボン問屋まで探しに行った極上のリボンを付けて、

完成！！！！！

追加でブーケとブートニアと花冠をご依頼されたので、

ブーケの花はドレスに散りばめたのと同じパープルとホワイトに纏めて、ドレスと同じリボンで仕上げました。

ブートニア

花冠

そして、最高の笑顔の報告が届きました。

年末に受けたご依頼で、挙式は2/19でしたから、年明けから必死で制作してました。素敵な笑顔が見られて本当に幸せです。

取り急ぎといって届けて下さったお写真。

カメラマンさんが撮った写真は後日データが届き次第送ってくれるそうで、楽しみです♪お写真届いたらまたこちらでご報告します。

5年目にして、初めてのドレスリメイク。

大変だったけど、いい経験をさせて頂きました。

世界に一着しかない大切なドレスを扱うという緊張感と責任。

喜んで頂けて良かったです。やり遂げれて良かったです。

弟さんのお嫁さんと、いとこさんが、このドレス着たいって言ってくれてるそうで、嬉しいばかり。天国の叔母様もきっとお慶びになってるだろうと、皆さんでお話したそうで、時を越えて繋がる幸せをお手伝い出来たなら感無量です。

素敵なオーダーをして頂き、本当にありがとうございました。