款冬華さく | 迎山しほ オフィシャルブログ「今こそ、子どもたちのために!」Powered by Ameba

款冬華さく

‘款冬華さく(ふきのとうはなさく)’時候です。
凍てつく寒さの中ですが、地下では春の支度が確実に進んでいます。

二十日正月といって正月の祝い納めの時期でもあるわけですが、いまだ正月気分に浸っている人は少ないでしょう。そういう意味でも昔に比べると、セカセカした日常を私たちは送っているんでしょうね。


私はといえば、4日の年賀交歓会から始まった新年行事が落ち着いたところです。

で、多くの方と貴重な意見交換ができたのはもちろん、ほかにも収穫がございまして、女37歳にしてすこーし日本酒の美味しさというのが分かりだしたのです。

以前から、当地・岡田本家さんで求めた‘加古川産ヒノヒカリ使用の純米酒石けん’で毎日、顔には浴びていたのですが、その奥深さとか豊潤さというのを舌では堪能できていませんでした。

ですが日本酒、なかなかいいですねぇ。

昨年末、京都市では全会一致で『日本酒で乾杯条例』が可決されましたが、その効果たるや絶大とのこと。
先のノーベル賞晩餐会でも神戸の地酒が世界の名だたるワインなどとともに供されるなど、兵庫は世界に誇る酒のメッカ。最高級酒米・山田錦の生産も全国シェア8割強。積極的な海外展開も含めて、アピール巧みに盛り上げていきたいですね。

さてお酒の話はこれくらいに。


現在、県は今年度当初予算案の編成作業に入っています。昨年秋から年末にかけての各方面からの予算要望、また、年明け3日間にわたって行われた各会派におけるヒアリングなどを受けて、厳しい財政状況の中で予算を組んでいきます。政権交代による不確定要素があることも、スケジュール的厳しさを生んでいます。この時期は真夜中でも各所で灯りがともる、兵庫県庁です。

知事は今年の抱負として年頭に‘既成概念を破る新しい年’を掲げました。
それを具現する施策として、新規事業枠35億円のなかに5億円の『チャレンジ枠』というのが設けられています。本庁4億、県民局1億が内訳です。

既成概念にとらわれない斬新な新規事業(もちろん実現可能で対効果あげられるもの)を、ということで、なけなしの財源から5億円を供出するわけです。期待も膨らみます。

が、各部局がアイデアを絞り、知事の決裁を仰ぐ形で、上記の()条件必達となれば、そんなのはもうこれまでに出し切ってきたのでは?と思えるのです。。

本当に『チャレンジ』というのであれば、多少のリスクを抱えようとも、そして既存の縦割りでなく、県行政を真剣に考える職員、関係者が「私が知事だったらこれをしたい!」という熱き思いに応えていただく形で進めるべきと考えます。

地域の夢推進ということで各県民局に与えられた予算の使い途が、夢実現というよりは総花的で一般事業の焼き直しのようだという意見が少なからずある中で、『チャレンジ』の名にふさわしい事業が出てくることを期待したいと思います。



その他、来年度施策の一例としては、
・南海トラフを想定した防災、減災事業の拡大
・県有地の太陽光発電推進
・女性の活用を総合的施策として重点化
・播磨地域でのドクターヘリ運航開始(拠点は加古川医療センター)
・総合治水対策の一環としての河川改修
・学校給食における県産品促進事業    等々


また、県が所管するということにおいては、教育委員会と警察本部も課題山積です。

いじめ問題に加え、体罰による悲惨な事件があり、様々な問題点が表面化してきています。
県として体罰の報告を受けたのは、平成21年から7件、6件、7件と推移しており、24年においては6件の報告が寄せられたとのことでした。
いじめにしても体罰にしても、学校という閉鎖された中で実状がつかめていません。

警察もまたある意味情報統制された中で、不祥事が起きても、即つまびらかにされるということは難しいように感じます。

何事においてもそうですが、隠ぺいの体質で首尾よくとはいきません。

議員たるや、そこの監視機能を働かすのが大切な仕事の一つだと思いますが、現実は、報道で初めて知りました。。が多すぎます。

責任ある仕事をするためにも、行政側の姿勢の見直し、自身の質向上に努めます。


さ、厳しい寒さの中ではありますが、着実に確実に芽吹き支度を整えます!(^^)!