こんにちは。
脱サラお遍路量子場調整師の向江好美です。
ブログのテーマを編集しました。
主に自分のためなんですが、「お遍路」でひとまとまりになっていたのを国別に分けました。
50記事以上あったんで、見返す時に探すの大変だなと思いまして。
登録して下さっている方々、更新情報が変な感じで飛んでいたらすみません。
【32日目(6/12)の行程】
シーパMAKOTO 発 6:00頃
五十四番札所 延命寺 23.4km
五十五番札所 南光坊 3.4km
五十六番札所 泰山寺 3.0km
五十七番札所 永福寺 3.1km
五十八番札所 仙遊寺(宿坊）着 18:00頃 2.4km
合計 35.3km (累積 824.1km)
この日は、歩きました～ (;^。^A
四国の左上の突き出たところ小半島をぐるっと半回り。
35kmは私のお遍路道中の最長不倒です。
お寺も多くてこの距離ですので、いつも通り出たんじゃ全然間に合わん、と思い、意を決しての早朝出発。（私にしては）
昨日もけっこう歩いたんで無理しなくてもいいんですけど、仙遊寺の宿坊に泊まりたかったので頑張りました。
個人が泊まれる宿坊は、別格も入れて全体でせいぜい９～11か所（シーズンによる）。
残りの道中では、この仙遊寺と善通寺だけです。
これまでの宿坊は、うっかりスルーしたり、全然距離が合わなかったり、満員だったり、たまたまお休みだったり、残念な感じだったりしたので、是非ここらで宿坊の宿坊たる感じの体験をしてみたかったのです。
四国では連日お遍路特集のテレビ番組が流れていますが、仙遊寺の宿坊も紹介されてて、いいなーと思ってましたし。
～詳細～
6：00頃、シーパMAKOTOを出発。
朝食ついてたんですが、7：00からだったので泣く泣く断念。
チェックインの時にお断りしました。
シーパMAKOTOは湾口の沿岸沿いにあるホテル。
宿を出ると目の前は漁港。
漁師さんの活動はむしろもっと前なのかな？
ちらほら人はいましたが、活動中な感じではありませんでした。
町の中を抜けて、今度は小さな峠越えです。
暫く木に覆われた狭い道を行きます。
軽い峠道を超えるとそこは今治市。
海岸線に出ました。
瀬戸内海。
工業地帯ですねえ。タンカーが行き来しているのが見えます。
この（あくまで経済面ですが）恩恵がないのが、愛媛と高知の差なんだろうなあ。
うじゃうじゃ。
海岸線の輪郭に沿って動いてるのは変わりませんが、やがて海の見えない内側ルートへ。
にしても長い。
最初の延命寺までが23km超ですからね。
時速4km+休憩で7時間は固いです。
朝6時に出発しても正午には着きませぬ。
あと４ｋｍとかならともかく、急いだところで持ちませんので、淡々と己の能力通りに行くのみです。
ふー。
民家の軒先のベンチでしばらく休んでたら、わき目も振らず一心に歩く年配のお遍路さんと、野宿セットのちら見える若者お遍路さんが前を通り抜けました。
時期的にだいぶお遍路さんも減ってきたと、民宿の方々は言ってましたが、まだまだ生息してますね。
また暫くずーっと歩いて、大西新町というところへ。
あと4km、と延命寺がやっと射程に入ってきます。
前の休憩から大分経ってて足が疲れてきてましたが、街中でベンチもなかったので、神社の石灯篭みたいなところに腰を預けてひと休憩。
けっこう立派な神社だなー、と思ってみてたら、ん？ちょっと先のお店の前で人の好さそうなおじさんが手招きしてます。
「お遍路さん、こっちにおいで～。コーヒーでもどう～」
座れるのはありがたい。と思い手招きに乗ると、こじんまりとしたお菓子屋さんでした。作りは和風ですが、ガラスケースの中はカステラやバターサンドといった洋菓子系。
店番のお姉さんとお兄さんが、いつものことなんでしょう。心得た感じで応対してくれます。
コーヒーとカステラ（確か）を頂きました。
「いやー。おれ車で県境の海岸とか行きましたけど、あんな長いところ歩いてるんですよね～。凄いですよね。とても無理だった思いましたわ」
「ねえ。登山も。なかなかできないですよ～」
四国も普通の暮らしをしている方なら、大多数はこんな感じなんでしょうね～。
もちろん知ってるけど、自分とは遠い感じ。
私もスカイツリー行ったことないし。東京の名所とかよく知らないし。
ま、そもそも私も何故か思いついちゃいましたが、元々全然アウトドアじゃないですしね。
マラソンしてる人とか、わからなくもなくもないけど、別人種。すごいなーと思いますが、一体何が楽しゅうて走るのか。
彼らから見たらそんな感じなんだろうなあ。
うん、わかるわかる(￣∇￣+)
「女性のお一人は珍しいですよね。怖くないですか？」
「うーん、それほど・・・。日中だけしか歩きませんし、全部宿に泊まってますしねー。」
「荷物どれくらいあるんですか」
「これは5～6kgですね。これでも重過ぎかもって思ってます」
そんな感じでお遍路世間話をしながら、美味しいコーヒーを飲み終わりました。
カステラもありがたかった～。
お礼を言って、いざ円明寺へ。
休んだおかけが、カフェインか、カステラか、エネルギーが復活してます。
町を抜けると、国道196号沿いを真っ直ぐ。
途中で左手の県道38号に折れ、しばらく行って最後に北側の山登りです。
で、この山登り、携帯のGPSに乗っ取って登ったのに、終点はこんもりとした森の中。
いや、あれですよ。右手のうっそうとした木々の奥が延命寺なのはわかりますよ。たぶんこの右手の森は敷地なんでしょう。
でも入り口どこですか。
何、GPSって、目的地の敷地と進行ルートの接点に連れてかれるもんなの？
ともあれ、鐘の音が聞こえてくるので、この辺には違いない。
森を回り込むかと進んでいくと、墓地があり、その下の方に延命寺の仁王門が見えました。
道はありませんでしたが、墓の中をよっこら降りて延命寺に到着。
やったー。
23㎞踏破～。長かった～！≧(´▽｀)≦
のどかな感じのところです。
大師堂が更に上の方にあってちょっと大変。
さっき追い越されたお兄さんもいました。
休憩して、そろそろ出発しようかという頃、見慣れた2つの人影が・・・。
鈴木さん（65)と堀切さん（77）です。
あら。ここで追いつかれましたか。
「あれ、先に着いてたんだ」
「今日は早めに出たんですよ～」
軽く会話をして、私は出発。
晴れてきちゃったなあ。
と思いながら、山を下ります。霊園の中を通って今治市街地へ。
今日もありがとう。
～続く
脱サラお遍路量子場調整師の向江好美です。
ブログのテーマを編集しました。
主に自分のためなんですが、「お遍路」でひとまとまりになっていたのを国別に分けました。
50記事以上あったんで、見返す時に探すの大変だなと思いまして。
登録して下さっている方々、更新情報が変な感じで飛んでいたらすみません。
【32日目(6/12)の行程】
シーパMAKOTO 発 6:00頃
五十四番札所 延命寺 23.4km
五十五番札所 南光坊 3.4km
五十六番札所 泰山寺 3.0km
五十七番札所 永福寺 3.1km
五十八番札所 仙遊寺(宿坊）着 18:00頃 2.4km
合計 35.3km (累積 824.1km)
この日は、歩きました～ (;^。^A
四国の左上の突き出たところ小半島をぐるっと半回り。
35kmは私のお遍路道中の最長不倒です。
お寺も多くてこの距離ですので、いつも通り出たんじゃ全然間に合わん、と思い、意を決しての早朝出発。（私にしては）
昨日もけっこう歩いたんで無理しなくてもいいんですけど、仙遊寺の宿坊に泊まりたかったので頑張りました。
個人が泊まれる宿坊は、別格も入れて全体でせいぜい９～11か所（シーズンによる）。
残りの道中では、この仙遊寺と善通寺だけです。
これまでの宿坊は、うっかりスルーしたり、全然距離が合わなかったり、満員だったり、たまたまお休みだったり、残念な感じだったりしたので、是非ここらで宿坊の宿坊たる感じの体験をしてみたかったのです。
四国では連日お遍路特集のテレビ番組が流れていますが、仙遊寺の宿坊も紹介されてて、いいなーと思ってましたし。
～詳細～
6：00頃、シーパMAKOTOを出発。
朝食ついてたんですが、7：00からだったので泣く泣く断念。
チェックインの時にお断りしました。
シーパMAKOTOは湾口の沿岸沿いにあるホテル。
宿を出ると目の前は漁港。
漁師さんの活動はむしろもっと前なのかな？
ちらほら人はいましたが、活動中な感じではありませんでした。
町の中を抜けて、今度は小さな峠越えです。
暫く木に覆われた狭い道を行きます。
軽い峠道を超えるとそこは今治市。
海岸線に出ました。
瀬戸内海。
工業地帯ですねえ。タンカーが行き来しているのが見えます。
この（あくまで経済面ですが）恩恵がないのが、愛媛と高知の差なんだろうなあ。
うじゃうじゃ。
海岸線の輪郭に沿って動いてるのは変わりませんが、やがて海の見えない内側ルートへ。
にしても長い。
最初の延命寺までが23km超ですからね。
時速4km+休憩で7時間は固いです。
朝6時に出発しても正午には着きませぬ。
あと４ｋｍとかならともかく、急いだところで持ちませんので、淡々と己の能力通りに行くのみです。
ふー。
民家の軒先のベンチでしばらく休んでたら、わき目も振らず一心に歩く年配のお遍路さんと、野宿セットのちら見える若者お遍路さんが前を通り抜けました。
時期的にだいぶお遍路さんも減ってきたと、民宿の方々は言ってましたが、まだまだ生息してますね。
また暫くずーっと歩いて、大西新町というところへ。
あと4km、と延命寺がやっと射程に入ってきます。
前の休憩から大分経ってて足が疲れてきてましたが、街中でベンチもなかったので、神社の石灯篭みたいなところに腰を預けてひと休憩。
けっこう立派な神社だなー、と思ってみてたら、ん？ちょっと先のお店の前で人の好さそうなおじさんが手招きしてます。
「お遍路さん、こっちにおいで～。コーヒーでもどう～」
座れるのはありがたい。と思い手招きに乗ると、こじんまりとしたお菓子屋さんでした。作りは和風ですが、ガラスケースの中はカステラやバターサンドといった洋菓子系。
店番のお姉さんとお兄さんが、いつものことなんでしょう。心得た感じで応対してくれます。
コーヒーとカステラ（確か）を頂きました。
「いやー。おれ車で県境の海岸とか行きましたけど、あんな長いところ歩いてるんですよね～。凄いですよね。とても無理だった思いましたわ」
「ねえ。登山も。なかなかできないですよ～」
四国も普通の暮らしをしている方なら、大多数はこんな感じなんでしょうね～。
もちろん知ってるけど、自分とは遠い感じ。
私もスカイツリー行ったことないし。東京の名所とかよく知らないし。
ま、そもそも私も何故か思いついちゃいましたが、元々全然アウトドアじゃないですしね。
マラソンしてる人とか、わからなくもなくもないけど、別人種。すごいなーと思いますが、一体何が楽しゅうて走るのか。
彼らから見たらそんな感じなんだろうなあ。
うん、わかるわかる(￣∇￣+)
「女性のお一人は珍しいですよね。怖くないですか？」
「うーん、それほど・・・。日中だけしか歩きませんし、全部宿に泊まってますしねー。」
「荷物どれくらいあるんですか」
「これは5～6kgですね。これでも重過ぎかもって思ってます」
そんな感じでお遍路世間話をしながら、美味しいコーヒーを飲み終わりました。
カステラもありがたかった～。
お礼を言って、いざ円明寺へ。
休んだおかけが、カフェインか、カステラか、エネルギーが復活してます。
町を抜けると、国道196号沿いを真っ直ぐ。
途中で左手の県道38号に折れ、しばらく行って最後に北側の山登りです。
で、この山登り、携帯のGPSに乗っ取って登ったのに、終点はこんもりとした森の中。
いや、あれですよ。右手のうっそうとした木々の奥が延命寺なのはわかりますよ。たぶんこの右手の森は敷地なんでしょう。
でも入り口どこですか。
何、GPSって、目的地の敷地と進行ルートの接点に連れてかれるもんなの？
ともあれ、鐘の音が聞こえてくるので、この辺には違いない。
森を回り込むかと進んでいくと、墓地があり、その下の方に延命寺の仁王門が見えました。
道はありませんでしたが、墓の中をよっこら降りて延命寺に到着。
やったー。
23㎞踏破～。長かった～！≧(´▽｀)≦
のどかな感じのところです。
大師堂が更に上の方にあってちょっと大変。
さっき追い越されたお兄さんもいました。
休憩して、そろそろ出発しようかという頃、見慣れた2つの人影が・・・。
鈴木さん（65)と堀切さん（77）です。
あら。ここで追いつかれましたか。
「あれ、先に着いてたんだ」
「今日は早めに出たんですよ～」
軽く会話をして、私は出発。
晴れてきちゃったなあ。
と思いながら、山を下ります。霊園の中を通って今治市街地へ。
今日もありがとう。
～続く