こんにちは。
muji seikatsuの奏(KANA)です。
鉄フライパンの使い方・メンテナンスについて教えてください。
といわれることが多いのですが、プロの方が様々な発信をしており、私も「これだ!」と思えるものがないため、なかなか返事ができないまま、今に至ります。
私の考える鉄のフライパンの良いところは、
「うまくいかないことがあっても、何度でもやり直せること」
です。
鉄のフライパンの一番の悩みは、フライパンへの素材の焦げ付きかと思います。
使う前のシーズニング(油慣らし作業)や、使った後の洗い方など、細々とした使い方の悩みはありますが、
「フライパンに素材がこびりついちゃった!!!
これ、どうしたらいいの?」
の答えがわからないことが、つい、鉄のフライパンに手が伸びなくなる一番の理由なのかなと思っています。
細かいメンテナンスについては、また改めて少しずつお伝えしたいと思いますが、
「フライパンが焦げたら、まずはあらゆる方法で焦げ付きをとる」
が、焦げに対するシンプルな回答です。
焦げがフライパンに残っている限り、また、その部分が焦げやすくなります。
焦げが焦げにくっついて、焦げがどんどんと強固になっていくと、どんどんと取りにくくなります。
だから、焦げたら、まずはお湯とたわし。
フライパンに水を入れて、少しぐつぐつしても。
重曹をちょっぴり加えてくつくつすると、焦げは取れやすくなります。
それでも取れないときは、スポンジを使ったり、こそげ取ったり、金たわしをつかったりして、きれいに焦げをとります。
一般的なお掃除道具で、鉄より強いものはほぼないので、ほぼ何をやってもフライパンを傷つけることはないと思います。
フッ素加工のフライパンだとコーティングが剥がれるかも…と怖くてできないことも、鉄のフライパンならば大丈夫です。
鉄のフライパンのコーティングは、下処理として私たちがつけたものなので、剥がれてもまた自分でつけ直せます。
洗剤を使ってはいけないと一般的に言われるのも、このコーティングが剥がれることが理由ですが、剥がれてしまったらつけ直せばいいだけです。
使わずにできることをやってみて、それでも取れないなら、洗剤を使ってもいいのです。
またリセットできるのだから、難しく考えすぎる必要はありません。
細かい方法を学ぶのではなく、ぜひ理屈を覚えてください☺️
焦げをきれいに取り去ったら、フライパンの色が変わるまで高音で焼き、冷めたら油慣らしして、酸化皮膜を作る。
コーティングが剥がれたと思わなければ、この作業さえしなくても大丈夫です。
ただ、毎回、しっかりフライパンを温めてから、油を馴染ませてるのにくっつく…というようであれば、
一度フライパン自体を徹底的にきれいにお掃除して、
酸化皮膜を作る作業をする。
その繰り返しをすれば良いだけです。
慣れるまでは何度も焦げ付いたり、
このプロセスが面倒に感じるかもしれませんが、
こういった作業は、繰り返しによるただの慣れで解決します。
慣れるまで、繰り返せば、歯磨きのように、
毎朝の炊飯や食器洗いのように、
自然と体が動くようになります。
鉄のフライパンは一生使える、台所道具です。
コツコツメンテナンスをして、道具を育てる愉しみを味わってください☺️✨
私が使っているのは、柳宗理さんのフライパンです。
18センチと25センチの2つを持っています。
最近販売されているものは、表面が凸凹で、くっつきにくい加工がされているそうです。
基本は同じかと思いますが、取扱説明書もついているはずなので、そちらをメインの参考にして、お使いいただければと思います。
※公式サイトにも、使い方が載っています。
http://www.yanagi-support.jp/maintenance/05.html
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今日もみなさんが、くらしの中の小さな幸せを噛み締められますように。
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