サブカル感想文

サブカル感想文

サブカル系の作品(ロック、映画、小説、漫画等)をとっても主観的に感想文を書きます。

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混乱と葛藤が、その姿そのままを剥き出しに表したアルバム。



君は死んだ方がいい。外の世界はどんな風?(デイパスより)



君とは自分自身である。そしてそれを自分自身に言っているのは誰だろう?

父親?世間?…..彼(五十嵐自身)の内なる他者であろう。彼の中の他者が彼自身を否定している、おそらく五十嵐自身彼の中の他者が完全に正しいと感じてるわけでない。しかし、彼はそれを無視できる強い自我や具体的な信念が持てずにいる。

彼は社会人としても、はぐれ者としても生きられず、宗教にも目覚めることができない苦悩者(しちめんどくさいやつ!)だという事が浮き彫りにされている



急げ急げ理想(嘘)で固めろ

急げ急げ過去が消えてゆく

(デイパスより)



あとのページは途切れた記憶 その他の思い出 理想と幻想切って貼って切って貼って 都合よすぎるぜ                  (パッチワークより)



自分が描く理想もトリアエズの理想でしかなく、現在の自分自身も肯定できない。

そんな自分が嫌だが、メタ視点で自分を眺めてしまい自分自身を否定する。

しかしホントウの理想などあるのだろうか?自分がやりたい事(理想)は自分の中に眠っているものだろうか….

僕はそうは思わない。理想は他者と交わる事により伝染し、自分が削られて作っていくものなのではないだろうか。

かりそめの(嘘)の理想でもかまわない、借り物の力で外の世界に飛び込み自身の理想を形作ってくべきなのではないだろうか?



死ねない事に気づいて 当たり前に黄昏て 

生まれたその日から 誰かのために生きてきた 

癒えない傷を負って 頭は悪くなるばかり

夢は君の中で 永久に生き続けることさ

広い普通の心くれないか          

(I can't)change the worldより)



信じたくないけれど本当です 君の心の価値は低い

それをどうして悲しいと言う        

(無効の日より)





この2曲はAC(アダルトチルドレン)丸出しの曲ですね(笑)。

やはりSyrupはメンヘラに人気があるのかな?

五十嵐が進学高校出身であることからも、彼の父親との関係が非常に気になるとこだ。




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