あなたの最も好きなバンドを挙げろと言われたら、僕は二つのバンドを挙げます
。
「ブルーハーツ」と「syrup16g」である。
そもそもロックとはアウトローのための音楽であり、「ブルーハーツ」は理想のロックを示したバンドである。誰かのルールや誰かの価値観ではなく自分の好きなものを自分の好きな様にやることがロックであることを体現したバンドだ(ある意味価値観の転倒を行っている)。
そして「syrup16g」は等身大の姿でロックを鳴らしたバンドである。
誰かのルールはくだらないとわかりつつ、それを振り切れるわけでもなし。自分の好きなものをやりたいと思いつつも、それが何か具体的にわからない。そんな自分に辟易しつつもあきらめきれずに、抱えて生きる強さもない。そんな自意識に葛藤するバンドだ。
そして、syrup16gの特徴は「成長」だと言える。ブルーハーツが初めの三枚で完成されているのに対しsyrup16gは一枚一枚で葛藤しながら成長しつつ完成なんかしないバンドである。それはその後の「犬が吠える」、「五十嵐隆(ソロ?)」にも続いている(と思う)。
以降はsyru16gのアルバムを順に一枚一枚感想文を書きます。
ちなみに三つ挙げろと言われたら「GOING STEADY」が追加、四つと言われたら「ミッシェルガンエレファント」が追加。さらに五つと言われたら「ピロウズ」が追加します。
ちなみに最近行ったロックバーにチバユウスケが来たそうです。