映画の話し 第1回 『エターナルズ』 | 無自名の日々是銀幕。

無自名の日々是銀幕。

札幌でショートフィルムを製作する無自名のブログ

2021年11月25日、映画『エターナルズ』を奥泉と鑑賞した。
レイトショーでの鑑賞となったが、その理由が当てはまらない程に人はまばらだった。
人の評価をまったく気にしない私も、鑑賞前に奥泉が言っていた、評価の低い人もちらほらいるようだ、という言葉が頭をよぎる客入りだ。
心なしか館内も涼しい。
しかし、そんな微々たる不安をマーベルスタジオのオープンニングのロゴが忘れさせてくる。
あの音楽、ムービーに心が踊る。
先に結果から言うとエターナルズは面白かった。
最近では珍しくないが約3時間という長さも、もちろん短いとは感じないがまったく苦痛ではなかった。

エターナルズは我々が今まで見てきたマーベルシネマティックユニバースの裏側の話。
フェーズ3までのアベンジャーズ達がサノスを倒すまで、裏側ではエターナルズというそれぞれ別の力を持った10人の宇宙人に太古から地球は守られていたというお話。
紀元前まで遡る壮大なこの物語は、全体の構図も壮大。
それを一本の映画に纏めるのだから3時間弱も納得だ。
エターナルズ以外も含めて様々なキャラクター、一人一人が際立ち、話に厚みを作っていた。
中でもギルガメッシュ役のマ・ドンソクは韓国映画で有名なハードボイルドからコメディまで出来る、まさにマーベル映画にもってこいの役者。
彼の存在感が素晴らしかった。
その他のキャラクターも地球外の生命体でありながら、我々地球人が普段から持ち合わせている悩みや不安を抱え、歳を取れずにただ時を過ごす様がとても共感出来た。
物語はさすがマーベルと言える。
我々が想像もしない方向へ展開し、しっかりと風呂敷を閉じた。
マーベル映画のお決まりのエンドクレジットのおまけ映像も必見だ。
フェーズ4へ突入しているマーベルシネマティックリバース。
エターナルズが今後どのように他の映画と絡むのかとても楽しみだ!
p.s.エターナルズの1人、キンゴは見ものだ。


無自名 泉