空気が乾燥していますね。

空気が乾燥すれば、体も乾燥します。夏とは違い毛穴は閉じていますが、それでも自然蒸散があります。毛穴をうまく閉じることのできない人はなおさらです。

 

 

毛穴をしっかり閉じられない人は以外に多いです。そんな人はとても寒く感じるし、乾燥もひどくなります。

外気に接している部分が乾燥すると、カサカサになります。皮がむけたりひび割れたりします。

 

 

では粘膜はどうでしょう。皮膚とは異なり粘膜は乾燥傾向になると粘液が増えます。カサカサではなく、 ビショビショしてしまうんです。いつも濡れていなければならない粘膜が乾燥傾向にあると、粘液の分泌を増やして粘膜を守ろうとするからです。

 

 

ですから、空気が乾くと鼻水が出るようになります。べつだん風邪を引いているわけでもないのに鼻水が出るのは、普通にしていては乾いてしまいそうな粘膜を保護するために、余分に出ている粘液です。

 

 

体全体では、梅雨の時期のように湿度が高い状態よりも、乾燥している方がダメージは少ないのですが、水分を上手に取らないとやはりよくありません。

 

 

体を乾燥させないために加湿器も大事ですが、それよりも水分を上手に取る必要があります。体の中が潤っていなければ、外の乾燥に対処できないからです。

 

 

水分を上手に取るにはどうすればいいでしょう。少なすぎたり取りすぎたりけっこう難しいですよね。

 

12月にやたらラーメンが食べたかった人はいませんか。お鍋も魅力的でした。でも、そろそろ暖かい汁ものより、冷たいものに心引かれるはず。暖かい部屋で冷たいアイスクリームが食べたいと思う季節になりました。

 

 

水分は季節によって、吸収されやすい形があります。

寒くなり始めの頃から、1月半ば頃までは暖かいスープで取るとよく吸収されます。

そして、これから寒に入ると冷たい方が吸収されやすいのです。でも、あまり冷たいとお腹が冷えますから、アイスクリームは口の中でゆっくり溶かして、お水は常温をすこしずつ飲んでくださいね。

 

 

それと、粘膜の乾燥を予防するための鼻水を、無理に止めてはいけないのは言うまでもありませんね。

 

 

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