今日は親の病院に付き添ったので、お昼はスーパーに寄ってお弁当を購入した。

昼時の割に種類は少なかったのだけど、どれも美味しそう。

そんな中、私の視界に入り込んだのはチキンカツに、大根おろしが掛かった攻撃力が高い弁当。

 

私は鶏肉が好きだ。

しかし、私の胃袋は最弱。

 

「止めておけ!」

心の中の真っ当な私が叫ぶ。

「行ける、行ける。腹ペコでしょ。今ならさぁ、3キロの大盛りチャレンジも行けるって。最悪胃薬飲んだらいいんだしさぁ」

心中の呑んだくれのロクデナシの、アル中が適当かつ、アホ極まりない事を囁く。

 

……人間は、低きに流れてしまう。それも、また人生。

私は、心の中のロクデナシの声に従った。

 

弁当は、味皇だった。

しかし、この弁当、惣菜担当者の愛、もといサービス精神が盛り込まれた弁当。そう、てんこ盛りなのだ。

 

二切れ食べた辺りで「これ、食べ切れる?」という不安がよぎる。次第に、箸で掴む白米の量が少なくなる。

ちなみに役者さんは食事シーンの時、セリフがいつでも言えるよう、一口を小さくするとの事。はからずとも、役者の食事シーンを再現する私。私は、女優。仮面を被るのよ。

 

半分食べて、夜に食べたらいいじゃん。という話なのだけど、夕方出かける予定があり、いつ晩御飯に有りつけるかわからない。

しっかり食べておきたい。

 

マラソン大会等、30mも走らないで歩くくらい根性がない私は、なけなしの根性を今ここで発揮。発揮する場面を大いに間違っているが、人間は迷う生き物である。迷い、考え。私は考える葦でありたい。

 

考える葦のわたくしは、光合成を果たした葦。人々の通行を阻む葦のごとく成長をしないといけない。よってめっちゃ食べた。

 

結果、超胃もたれ。

18時過ぎに帰宅したけれど、胃酸による攻撃によりライフは0。

初めて走る道路で勝手が分からず、割り込み運転をしまくったせいでは無いはず。割り込んだ車の皆さん、ごめんなさい。

現在21時過ぎ。未だに胃もたれ。

 

しかし、私は本日成長した。

挑戦する勇気の大事さを知ったのだ。決して後悔先に立たずを実践して、己がアホを通り越した何かである事に気づきを得た訳では無い。わたくしは、ブレイブハート。葦の勇者である。頭、大丈夫か?そう思った、あなた。あなたはまだ、アホのアホによるアホの為のアホを理解していない。さあ、一緒にアホ道を極めしものになろうぞ。

 

 

 
 

 

 

↓一緒にすな!と怒られそうな……