冷凍庫に大量に作ったおから煮がある事を唐突に思い出し、せっかくだから活用して新たなレシピを開拓!とか意識高い系のフリをして、油揚げに詰めて焼いてコロッケにしようと思ったんです……。

 

最初は油揚げをひっくり返しておから煮を詰めてコロッケ風に、とか調子に乗っておりましたが、思いつきでそんなワンランク上の技術が振るえるかと言ったらそんな訳ありません。スノボ初心者がショーンホワイトに憧れて、練習もしないで大会にエントリーするようなものです。

 

普段からお稲荷さんを作るにしても既製品の揚げを使うわたくしめは、油揚げを開くという作業を甘く見ておりました。

箸ゴロゴロして開いたらいいんでしょ?一応開き方の動画を閲覧して、ヨユーヨユーと箸を転がしたまでは良かったんです。

 

転がしてから半分に切った段階で、包丁が油揚げを圧迫したのか、ぴったりくっついて離れないのです。付き合いたてのカップルか!イラッとしてビリっと行きそうになりましたが、何とかこらえて慎重に行きました。

 

途中危うく破けそうになりながらも、何とか開けましたが、怖くて隅の方までは開けません。当然ここからひっくり返すなど、前述の初心者ボーダーがハーフパイプに挑戦するようなもの、勘弁ごめんです。

 

仕方ないので、中途半端に開いた油揚げにおから煮を詰める作業を行なったのですが、これがまた油揚げが小さいからか手こずって無理やり押し込めて這々の体で、トースターで焼いて何とか夕食にありつけました。

 

味はまあ、油揚げ味とおから煮味です。そりゃあ、そうでしょう。考えるまでもないことです。

愚かなわたくしは、口に入れ咀嚼するまでその当たり前に気付かず、一つ高尚な食べ物が出来ると考えておりました。

前述の初心者ボーダーが、ハーフパイプに挑戦した結果骨折し、ボードは物置の肥やしになるくらいの自明の理です。

 

そして、何より経験なくして成功は無いという当たり前の事さえも碌に理解せず、無計画に準備を怠り簡単に事を成そうと考えた奢りがこの度の結果であり、己の愚昧さを露呈するに至ったのだと考えております。

今後2度とこのようなことが起きないよう細心の注意を図り、まず服装の乱れから正してまいります。

 

長々と何を言いたかったと言うと、反省してまーす。

 

 

 

 

↓当時なんであんなに叩かれたんだろう……