毎年31日まで仕事なので、年末仕様のごちそうとかは無いのだが、お昼ごはんは無料でまかないが付いて、お客様から頂いたお蕎麦を持って帰宅する。それがここ数年のルーティンだ。

少し早めに帰宅出来るので、年末需要で混み合ったスーパーに寄って、年末需要で高値になった食材を買い込み、正月向けのなますやら煮物やらを作り、自分用に蕎麦を茹でる。ここ10年くらい年末はそうだった。

今年は諸般の事情で時間があるので、大規模の断捨離を行ったり、おせちを作ったり。去年までの自分と比べてゆっくり年越しの準備をしている。なますに入れる柚子のわたを丁寧に取り除いたり、酢ごぼうの酸味を飛ばすためひと煮立ちしたり。去年までの私だったら、柚子など入れん。そもそも2色で十分じゃ。カンタン酢こそ正義。柚子?風呂に浮かべたらいいじゃん。酢牛蒡?カンタン酢で十分じゃい。と、今以上に雑&雑な年末だった。

貧乏性な私は忙しくて常にマルチタスクが大好きだったのだけど、こうゆっくり過ごせる年末を迎えるのは久々なので、物足りないけど何だか楽しい。まあ、お酒を飲んでグダグダになるところは変わらないけども。

来年の私はマルチタスク王復活なのか、のんびり進行のままなのか。うーん、どっちがいいかなぁ。柚子のわたを取りたいけど忙殺されたい。悩む。そして、いつも市販のおせちを購入していたけど、物価高のせいか、手作りも市販物も対して価格が変わらない事実に、己の環境の変化を差し置いて戦いているのである。私は魚卵が好きなので数の子をたくさん並べたいが、伊達巻を手作りして尚余りあるほど、高価なのである。いっそ痛風にでもなったほうが安上がりなんじゃないの。痛風になれるほどプリン体を摂取できる環境に無いけども。いや、納豆も良くないらしいから、節約云々は関係ないか。痛風になるなら納豆以外で。来年はこれを目指します。