「おせち」という言葉にテンションが上がる。子供の頃は正月といえば、父方の実家の家で提供されるお雑煮+母が頑張った煮物のイメージで、楽しいかと言われればそうでもなかった。松前漬けと、煮しめ。松前漬けばかり食べて消化不良になったり。

そんな子供時代を経て働き出すようになり、年末ぎりぎりまで仕事なので、おせちは外注任せになった。私が若かりし頃の外注おせちは職人のこだわりが強いのか、酸っぱいか甘いかの二極で酒のあてにもいまいち、値段はぴかいちの物が多かった。

 しかし、昨今の通販おせちは現代っ子の口に合うようアップデートされているので、甘すぎるとかしょっぱすぎるとかもなく、普通に美味しいのである。楽できて、美味しい。かつ、酒飲みのつまみにもってこい。ここ、5年は通販おせち様々、某長寿お笑い番組や、某アスリートが挑戦する番組、某バディの推理ものドラマで、1月1日は私にとって一年のご褒美デーになっていた。ダラダラ飲酒出来るのもいい。

そんなお正月ダメダメ系の私だったが、今年は諸事情で外注はせず、手づからおせちを作ることになった。めんどくさい?いいえ、なんか楽しい。

もともと、計画を立てることが楽しい気質なので、おせちレシピをあれこれ考え、実行する。(一気に作るのはしんどいので、冷凍できる物は冷凍する)等、諸々計画するのが楽しい。明日は煮物を作ってひとまず冷凍して、芋きんとんをつくって。今から少しずつ作り置きして。何だかえらそうに書いたが「おせち、簡単」というワードで動画を漁った結果、楽しい気分になっているだけで、実際明日からおせち作りを計画している私は明日、楽しいとか言っていられるのか、見ものですな。