こんにちは。めりみっこ夫です
めりみっこが腹痛を訴えたときは便秘気味だったこともあって、お昼の鯖が当たったのではないかと思っていました。
腹痛が悪化した夜8時過ぎに近くの夜間対応の病院受診を勧めましたが、朝まで頑張れるということで、そっとしておきました。
その後も嘔吐が続いて心配になってきました
ちょうどその日は忙しくて徹夜で仕事をしていました。
夜中2時過ぎ頃に救急車を呼んでほしい、朝まで持たないと言われ、いろいろ調べて結局救急車を呼び、乗り込むこととなりました。
わたしも救急車は初めてで、ちょっとドキドキしました
めりみっこは相変わらず苦しそうだったので心配でした。救急車もすぐに出ないし何か処置をしたというわけでもなく
病院は歩いて帰るには遠かったので、帰りが心配になりました。
そして運び込まれてからも何が起こっているかさっぱりわからず、することもなくて
新聞や雑誌をひたすら読んでいました。結局一時間くらい待たされたと思います
しばらくしてめりみっこがわたしを見つけてくれました
あれがなければ二人でずっと別々に待っていたということになります。
この辺りも気が利かないなと感じました
CTの結果、単に便秘のせいかもしれないということでかなりずっこけました
午前中に専門の先生から連絡をいただけるということで、それだけが頼みの綱でした。
結局痛み止めで何とかこらえるばかりで、あまり役に立たなかったなという印象です。
病院から連絡をもらい、卵巣捻転の疑いがあるということで他の病院への引継ぎのため画像などの資料を受け取りに行くことになりました。
外が土砂降りだったので午後に一人で取りに行こうと思いました。
しかし病院側も引継ぎの新しい病院がなかなか見つからないようで、結局めりみっこを連れて来てくださいと言われました。
一人でもよかったんじゃないかと思いましたが、病院側は救急車で搬送できるからということもあったのでしょう。
あと、現状も確認したかったんだと思います。
転院先がなかなか決まらず、これがいわゆるたらい回しか(ちょっと違うけど)と考えたりしました。
不安でいっぱいでしたが、めりみっこが入院や手術になるかもと極度の不安状態になっていたので、わたしが引きずられてはまずいと気丈に振る舞いました
そうでもしないと不安の連鎖でめりみっこがおかしくなってしまうかもと感じたからです
当日緊急手術になるかもという話だったので、なかなか転院先が見つかりませんでした。
近所の評判が悪い病院が候補に挙がったときは、近いからいいねと思っていました。
後でその病院から断られたと聞いた時には、あそこにならなくて良かったと二人で前向きにとらえました
それでもどんどん遠くの病院を探すしかないということで、電車に乗って通うような遠いところだとどうしようと考えていました。
今回お世話になった病院に決めたのは、腹腔鏡の緊急手術はできないということでしたが、めりみっこがそこでいいと言うのでそこにしました。
結果的にバスでも自転車でも20分ほどの場所だったので通うのには難しくない場所でした
転院先に移動してからも結構待たされ、とにかくまともに処置されない時間だらけでした。
もう少しだから頑張って!と励ますのが精一杯でした。
それくらいしかできませんでした
めりみっこが検査を受けている間に担当医から卵巣捻転で手術が必要であると告げられました。
レントゲンで白く映っているので中身は水、つまりは良性であるだろうということ。
十分な体制でない今日緊急手術を行うのではなく、明日でも大丈夫だろう。
腹腔鏡の先生は木曜日だが、そこまで待てる状態ではない。
術後10日目に退院。
実際はお腹を開けてみないとわからないなど説明を受けました。
そのあと検査から戻ってきためりみっこと2人で同様の説明を受けました。
めりみっこは痛み止めが聞いたようで、入院・手術の不安におびえながらも、「治った」などと言って元気になりました。
開腹にはとてもおびえていました。誰でも怖いと思います
わたしは手術に際していろいろな事態を想定しました。
腫瘍が悪性だった場合、手術が失敗した場合、そのまま死んでしまった場合
こんなことはさすがにないだろうと思いながら、めりみっこが恐怖で狂って病院のスタッフを殺すとか、中から変な生物が出てきて病院のスタッフを殺してしまうなども考えました
そんなこんなでいろいろと覚悟を決めていました。
そうするとなぜかふっとものすごく落ち着きました。
最悪の事態が起きるのはゼロではないけれどもそうでない確率の方が高いと感じたからなのか何なのかわかりませんが、とにかくものすごく不思議なくらい落ち着いていました。
めりみっこの不安以上のことを考えていたと思うので、めりみっこの不安に対しては「大丈夫」と声をかけることができました。
入院となったのでとりあえず思いつくものを持ってこないとと思って急いでバスで帰りました。
このあたりの地域はほとんど来たことがないので、バスが近所まで来ていることもよくわかりませんでした。
家族に連絡して入院に必要なものをいろいろ聞き出しました。
病院へは自転車で行こうと決めました。時間は同じくらいだから・・・。
とはいえ道は暗く、道のりもさっぱりわかりません。頼りはスマホの音声ナビだけでした。
自転車用はなかったので、歩行者用のナビに頼りました。車用だと通まわりになりそうだったので。
もう全くどこを通ったかわからず、短い階段を自転車を抱えて昇ったりしながら病院にたどり着きました。
めりみっこは病室を移動して4人部屋で一人でした。とても元気でした
面会時間終了が迫っていたので、その時はそそくさと帰りました。
帰りもナビだよりでなんとか家に着いたものの、さっぱり道はわかりませんでした。
知っている道が近づくので行きよりはましでした。
家に帰ってから一人で食事をし、まる2日間ほとんど寝ていなかったのでスッと眠りに落ちました
翌朝は姉が荷物をいろいろと持ってきてくれて、そのあとすぐに病院に行きました。
午前中、めりみっこを訪ねて病院に行くとますます元気でした。
わたしは仕事もあったので、追加の荷物や姉からもらったものをわたして一旦家に帰ることにしました。
昨日は仕事を一つもしてなかったし、今日は仕事で作業をしなければなりません。
手術が終わってから病院に行こうと思いましたが、病院からは手術中に輸血の同意が必要だからと手術前に来るようにその時言われました。
その同意書はもうサインしたからいいんじゃないの?と思いましたけど・・・
仕事を終えてからという計画は崩れ去り、手術前に病院でちょちょいと作業をすることにしました。
ちょうど作業の開始時間が手術の30分前だったのです。
手術前の麻酔医との確認にも同席し、手術の時間を待ちました。
ネット経由で仕事の作業をしようと思ってPCを持ってきていました。
作業開始時間の寸前に、手術室への移動を告げられ、めりみっこを手術室の前まで見送りました。
仕事の作業開始は20分くらい遅れてしまいました。
つづく