(ここまでの流れ)

LCCの早朝便で台北に着き、花蓮・台東経由で高雄までたどり着きました。

1泊2日の行程で早速最終日となり、桃園国際空港へ向かいます。

 

まずは宿での朝食です。

洋風とお粥の二択で、お粥を選びました。

焼き魚とお粥と野菜という栄養面では完璧な朝食です。

出汁の効いた中華粥かと思いきや、日本でよく食べるような味付けのないお粥でした。

野菜の煮物は日本の煮物とは異なってニンニクが良く効いていて、お粥がとてもよく進みました。

 

朝食から宿を出るまでは当日の作戦を練っていました。

1:そのまま台湾鉄道の列車で北上し、台北で空港行きバスに乗って空港入り

2:台湾高速鉄道の列車を使って北上し、桃園で空港行きバスに乗って空港入り

3:来た道を戻って台北で空港行きバスに乗って空港入り

 

3はつまらなさそうな計画でしたが、よくよく調べると途中で旧型の客車列車に乗れることが発覚しました。

これは乗るっきゃないということで、目当ての列車が乗れる駅までまずは移動します。

気動車の列車です。

枋寮駅に着いたらまずは切符の購入です。

全席自由席で、乗車券は日本の地下鉄の切符と同じような感じです。

 

行先の表示が雰囲気ありありです。

ビニール張りの座席は雨に濡れても安心(?)です。

前の車両は好評で、最後尾はなぜか空いていました。

乗客は、基本的に観光客が主ですが、途中の駅や信号所では職員や物資を載せたり下ろしたりしていました。

台東に到着後、次の列車の切符を買います。

ここで嫌な予感がしました。次の普悠瑪号は台北まで行くのですが、花蓮までしか指定席が買えませんでした。

弁当を食べて現実逃避に走ります。

花蓮駅で嫌な予感が的中しました。台北行きの自強号列車は軒並み満席だったのです。

よりによって立ち席では乗れない列車ばかりが集中していて、このままでは飛行機に間に合いません。

 

遅い列車で行くことも考えました。

残念ながら台北に着く頃には飛行機が離陸してしまっているような時間の列車ばかりです。

待っている間にも時間が流れていきます。

 

そして決断

自由席の切符を買って普悠瑪号に乗り込み、車内で半額分を払う戦略に出ます。

乗った列車は本当にギリのギリで、台北から高速鉄道で桃園まで行けば飛行機に間に合う時間です。

列車に乗れずに航空券代を無駄にするよりは遥かに安いです。

 

車掌に率先して精算を願い出たところ、

元の乗車券は駅で払い戻しできるようにするから、切符を買いなおしてということでした。

台北駅で列に並んで払い戻す時間は全く無く、結果として通常の2.5倍の運賃を支払って車内で立つことになりました。

扉の前の居心地は可もなく不可もなく、コンセントを見つけましたが、緊急用と書いてあったので使うのは躊躇いました。

台北駅には思いのほか時間通りに到着し、

全速力で高速鉄道の乗り場へ向かい、自由席で桃園まで行きました。

乗車時間はそこまで長くはないのと、それでも時間が切迫していたので、立ちで良いと思っていましたが、こういう時に限って座れました。

 

桃園駅から空港までは普段であればバスに乗りますが、時間最優先、タクシーに乗りました。

台湾でタクシーに乗るのは何気に初めてです。

おじいちゃん運転手、ただならぬ様子を察知したのか速度を何割か増していた気がします。

 

搭乗手続き締め切り5分前、無事にチェックインを果たしました。

勝利の美麺

今回の教訓

花蓮→台北の移動は気を付けよう

 

当時から今の間に大きな動きがあったみたいです。

2019年5月から120枚限定で立ち席を売るようになったとのことです。