こんにちは。吟遊詩人の妙遊です。
最近読んでいて面白かったのがレイチェル・ポラックの『タロットバイブル』。
こちらの本にいろんなタロット占い(リーディング)が載っていまして、片っ端からやってみました。すると、あまりにもするする当たります。
そこで、私が愛するアーサー王伝説の我らが英雄✨アーサー王👑にもやってみようと思い。やってみました。
実に興味深い結果が出ましたのでご紹介しましょう。どうぞ!
〜〜〜
さてさて、場所はアーサー王の都キャメロット。悩んでいるアーサー王は占い師の部屋にやってきました……
占い師「これはこれは陛下。お悩みでいらっしゃいますか。どんなことでもご相談ください。秘密はかたくお守りします」
アーサー王「聞いてくれ。余の魔術師マーリンが5月1日に生まれた子供は、余の治世も騎士たちも皆滅ぼすと予言した。そんなものを放置はしておけぬ。余は5月1日に生まれた子供を集めて皆殺してしまうことにした。仕方なかったのだ!余の、余の騎士たちが死んでしまう!」
占い師「陛下、落ち着いて。私は陛下を責めたりなどいたしません。人はさまざまな判断をして生きております。咄嗟におそろしい判断をしてしまうこともあります。続きをお話ください」
アーサー王「集めた子供の中に余と余の姉モルゴースの子モードレッドもいた。ああ、マーリンはこの子のことを言っていたのか。どうすればいいのだ。子供たちは集めて船に乗せ、処刑の場に連れて行く。その航海中に船は大岩にぶつかり沈んだ。余は手を汚さずに済んでホッとした。しかし、しかし、マーリンが岩にぶつけるように導いたのかもしれぬ。ああ、どうしよう、結局同じだ!マーリンと共に余は子供たちを殺したのだ!」
占い師「……わかりました。陛下。では何を占われたいのでしょうか」
アーサー王「余が、余がこの後どうしたらいいかを教えてくれ!頼む!どうしたらいいのだ!!」
占い師「わかりました。陛下が今後どうしたらいいか。行動の指針を占いましょう。こちらのカードを混ぜてください。そう。まとめて。二つに分けて、重ねて。それをもう一回。さらにもう一回。では申し上げるようにお並べください。」
アーサー王「これで良いのか」
カードは並べられた。
順番は、一段目の左端から→に進んで1,2,3。
二段目の左端から→に進んで4,5,6。
占い師「まず一番目は太陽のカード正位置。人生において陛下はどのような王であるべきかをみます。子供たちが太陽の下で戯れていますね……。どう思われますか?」
アーサー王「余は、余は、子らを太陽のように照らして育まねばならなかったのだ!モードレッド、モードレッド!すまぬことをした!他の子らも……どうすればいいのだ……」
占い師「心を静めてゆっくりそれを読み解くのです。次の二番目の位置は陛下が王でないのはどのような時かを表しております。『愚者』のカードが出ておりますね。これは全ての規範を無視し、放埒に振る舞うことを表しております。普通の一介の力なき民には大した害のないカードですが、陛下の場合は……」
アーサー王「余は、余は、ロト王の妃のあまりの美しさに彼女と寝た……姉とは知らなかったのだ!」
占い師「落ち着いてください陛下、陛下……王がなにかしら神に背くようなことをされますと、その罰は王だけでなく、王国すべてに及んでしまうものです。……落ち着いてください陛下!私は責めているのではなく、ただのこの世の理の話をしているだけです。ご説明しませんと、読み解きが進みません。……よろしいですか。落ち着かれましたか」
アーサー王「……ああ。続きを」
占い師「続きの三番目の位置は、王が何について責任があるかを表しております。「力」のカードの逆位置が出ておりますな。柔らかな女性のような優しさを持って、恐ろしい猛獣で示される「力」を手懐ける。良いカードなのですが、逆ということは優しさによる力の制御ができていないということ……」
アーサー王「子どもたちを、殺してしまったことか。余の騎士たちをその者が滅ぼすと知って放置した方が良かったと申すか」
占い師「起こったことは変えられません。ただ、優しさによる力の制御が行われなかった。それに対して陛下は責任をとらねばならぬということが示されております」
アーサー王「容赦がないな……選択肢もないというのに、責任は降りかかるのか。王とは過酷なものだな。わかった、次に行こう」
占い師「次は四番目の位置。陛下の弱さが何であるか。『女帝』でございますな。美しい、母となれる女性の存在を指しております」
アーサー王「モルゴースのことではないか……次だ、次に行ってくれ」
占い師「次は五番目の位置。陛下の強さが何であるか。『死神』ですな」
アーサー王「もうやめてくれ、余が殺した、余が殺した、権力をふりかざして赤子たちを殺した!!余は、余は、そなたに今後どうしたらよいのかをきいたのだ!!なぜこんな、過去のことばかり余につきつける?!」
占い師「落ち着かれてください、陛下。過去があって、現在があって、未来がある。過去を理解しなければ、未来を理解することもできません。最後のカードに陛下がどうすればいいか、既に答えは出ております!」
アーサー王「なんだ!最後のカードはなんなのだ!!」
占い師「最後のカードは『運命の輪』のカード。そしてこの六番目の位置は陛下の人生を支配するルールが出ております。『運命の輪』は運命の女神がその上に人を乗せ、カラカラと回します。輪の上にあがってゆき、運が上向くこともあります。頂上に行ったときは人生の絶頂。その後は下降をたどりやがては落ちる」
アーサー王「なにが、なにが言いたいのだ!」
占い師「陛下の運命はすべて運命の女神が決めしもの。陛下もまた人です。女神の定めに従うだけなのです」
アーサー王「なんということだ!余に、余に、どうしようもないではないか!」
占い師「運命はどうかしようとできるものではないのです。陛下、むしろこれは慰めなのです。陛下の今までなさったことも、運命の女神が動かされた輪の上に乗っただけのこと。あまりお心に病まれますな。すべては女神のお導きなのですから」
アーサー王「そうか、そのようなものなのか……」
占い師「それに今、落ちられましたばかりですから。これからはまた上がられるでしょう」
アーサー王「容赦ないな。しかし……そうだな」
占い師「落ち着かれましたか」
アーサー王「ああ、少しふっきれた。礼を言う」
占い師「有難き幸せにございます」
アーサー王「また何かあれば頼む」
占い師「御意」
Fin.
〜〜〜
……というわけで、アーサー王の相談を受けるためにタロット占いをしてみました!
アーサー王の気持ちで混ぜ混ぜして、三回上下入れ替えして、上から順に六枚並べる。
私がやったのはそれだけです。
六枚の並べ方&何を意味するかを『タロットバイブル』p.57にある「皇帝のリーディング」を参考にしました。
本には並べ方の図と共にそれぞれの位置にどんな意味があるかが書かれています。以下の通り。
1 人生において、私はどんな「皇帝」でしょう?
2 私が「皇帝」でないのは、どんな時?
3 私は何に対して責任があるでしょう?
4 私の弱点は?
5 私の強さは?
6 私の人生を支配するルール、意識的あるいは無意識的なものは何?
なかなかの当たりっぷりで空恐ろしかったです。
私、普通にカードを混ぜ混ぜして上下入れ替え3回して、上から順番に並べただけですよ。
ちなみに「運命の輪」はアーサー王物語の原典『アーサー王の死』の終盤でアーサー王の夢に出てきます。
ジャストミートで出てき過ぎでは??
タロット占いはこんな代物です。
自分や他人だけでなく、キャラクターも占えますよ!
ちなみにレイチェル・ポラックさんはキャラクターを占えなどということはおっしゃってません。
私がやってみよう!と思い立っただけです。
でも普通にね、ジャストミートしました。
皆様のなにがしかの参考になれば幸いです。
『タロットバイブル』のリーディング(占い)方法本当に面白いので、是非やってみてください🌟
お読みくださりありがとうございました。吟遊詩人の妙遊でした。
《ライブ告知》
10/12(土)のタロットイベント↓はかなり埋まってきておりますが、あとまだもう少し空きがございます。
ご予約の方はお早めに!
第一部のみ、第二部のみ、両方通しがございます。







