火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.



私たちの身体は進化の過程において,様々なストレスに対して適応するようにできています


自律神経もそう.


交感神経が高くなると自動的にそれを抑えようとする機能が備わっています


つまり何かの機能が一方的に高まるとその反射作用として逆の力が働き,バランス,ホメオスタシスを保とうとします.


新人のお医者さんが慣れない手術現場で,めまいを起こして倒れてしまう現象も同じです.


手術現場を目の前にしたという急激なストレスが襲いかかり交感神経がターボエンジンのように火を吹きます.


そして,身体は一瞬で身体を守るべく,急激に高まる交感神経のパワーを急ブレーキ(副交感神経の反射作用)で抑えようとします.


その結果,脳にいく血液が一瞬で抑えられ,ふらーと貧血のように倒れてしまうのですね.


このおかげで,脳などへの血管がダメージを受けなくて済みます.


ですので,めまいにも色々と種類はありますが,専門的には迷走神経反射と呼ばれています.


迷走神経とは副交感神経のことです.


(※機能解剖学的には,昔は副交感神経のことを迷走神経と呼んでいましたが,今はほとんどイコールと考えて差し支えありません)


ただ,こうしたバランス機能にも当然限界があり,ストレスを長期的に受け続けると慢性化し,うまく機能してくれなくなります


その結果,様々なストレス性の疾患を患うことになります.


そこで,今日は一つ身体のバランス機能を高めるお勧めのトレーニングをご紹介いたします.


内容はゆっくりとした呼吸法なのですが,自分の心臓の働きに合わせて呼吸をします


※専用の機械があった方がベストですが,手首に指を当てて心拍のスピードを感じながら行うこともできます.

HRV 心拍変動トレーニング

まず鼻から大きく息を吸います.


心拍が下がってきたらそれに合わせて口からゆっくり息を吐きます.


息を吐き続けていると心拍が自動的に上がってきますので,それに合わせて息を吸います.


この①~③をただ繰り返すだけです.


息を吸うと交感神経が働き心拍が上がりますので,


身体のバランス機能が働き,ある一定の高さまで上がると自動的に下がってきます


この機能は上記でご説明させていただいた,めまいの現象と同じです.


心拍や血圧が上がりすぎると身体にとって負担になってきますので,


「圧反射」という身体の機能が働いて心拍や血圧を下げようとします


この生体リズムに,呼吸を合わせてあげると,


身体のバランスはよりスムーズに整い,さらに圧反射の感度が高まっていきます


つまり身体がアクセルを踏みたい時にギアを上げてあげ,ブレーキを踏みたい時にギアを下げてあげる…そのようなイメージです.


こういう自分の心臓のドキドキの状態に合わせて呼吸をするトレーニングのことを


HRVトレーニングとか心拍変動トレーニング,レゾナンス呼吸と呼んだりします.


アメリカの心療内科でHRVトレーニングがしたいというと普通に通じますが,日本ではまだまだこれからだといえます.


HRVトレーニングの効果は,たくさんの論文が存在するように書ききれないほどの恩恵をもたらしてくれます.


心疾患,PTSD,肩こり,スタミナアップ,あがり症…本当に様々です.


何事もバランスですから,私のところでは,HRVトレーニングだけでなく,活性化目的の火の呼吸も行っています.


HRVにも様々なタイプがあり,その使い分けが重要になってきます.


多くの海外のオリンピック選手たちは,日常的にこのHRVトレーニングを実施しています.


それぐらい,パフォーマンスアップには欠かせないテクニックなのです.


当スタジオでは,『ストレスイレイザー』を使用しています.

ストレスイレイザー レゾナンス呼吸

持ち運びに便利なのと,性能が他のデバイスより良いからです.


【筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所

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