こんにちは!!

Pitch Design Kagawaの六車です⚾️


今回も先行研究からのデータを元に

エビデンスベースで投球動作について

解説していきたいと思います☝️


皆さんは、投手をしていて、または投手を指導していて肘が下がるのは良くないという事を聞いたことはありますか??いわゆる肘下がりという動作は野球肩や野球肘に影響するから改善するべき、肘はトップでしっかり挙げようという意識が多いかと思います‼️


従来の研究では、肘は挙げるべきという内容が多かったですが、近年の研究では肘を挙げすぎても良くないというようなデータが出てきました‼️今回はそういった内容のお話をしていきます⚾️


今研究の対象は、大学硬式野球投手38名とし、投球動作を三次元解析した。肘の高さの指標としてステップ足着地時の肩外転角度とMERでの肩外転角度を算出し、その関係性を解析した。


結果として、MERの最大肩外転角度は足底接地時の外転角度が79°の時であり、79°より挙げすぎても、下げすぎてもMERでの肩外転角度は減少する傾向にあった(図2)


先行研究から、MER付近で肩には非常に大きな外旋トルクや前方翦断力が加わり、肩の外転角度が低下すると肩甲骨の上方回旋や後傾運動が制限され、より肩関節へのストレスが増大すると言われている。


そういったことから足底接地時(トップ)のタイミングで肘を高く挙げて、両肩のラインまで肘の高さを挙げるようにする指導が主流となっている。しかし、今研究の結果では、MERでの肩外転角度が最大の値のタイミングは足底接地時の肩外転角度が79°の時であり、両肩のラインより少し低い位置に肘が位置しているという結果になりました☝️


非常に興味深い内容だったかと思います!昔の常識が近年の研究で覆るという内容だったかなと思います。わたしも昔は肘はしっかり挙げるという認識でしたが、両肩のラインまで挙げる必要はないのかなと最近考えています🤔


参考まで⚾️


参考文献

https://www.rinspo.jp/journal/2020/files/29-3/359-364.pdf


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