ハチとパルマの物語 | 葎の地へ

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昨夜、wowowで放送された、

 

 

ハチとパルマの物語

 

という映画

 

 

ハチというのは、あの有名な忠犬ハチ公の「ハチ」である

 

そのハチと同じように、

空港で置き去りにされた犬が主人を待つ…

という実話に基づいた話だったのだが…

 

実はこの映画、日本とロシアの合作…

 

この時期に意味深やなぁ~

 

と思いつつも、

見始めたら…

 

 

開始早々、ザギトワが出てきて、

秋田犬をおねだりしている映像…

 

で、秋田犬をもらったら、

 

 

練習で上手く行かなかった時に、

マサルに癒されてます

 

というコメント…

 

 

正直…

 

ここら辺のシーン、

全部要らん!!

 

って思った

 

 

ちなみに、私はザギトワ嫌いなので、

出ているってだけで不愉快だったのに、

その白々しい とってつけた感想にも、

台詞か本物の感想だったのかは知らんが、

吐き気がした…

 

マサル以外に、

先住猫も先住犬もいる訳で…

 

そもそもあの狭いアパートで、

大型犬を室内飼いにすることが無理な訳で…

 

密着取材の際には、

ザキトワよりも、

密着しているカメラマンに懐いていたぐらいで…

 

秋田ってのは、主人に対してだけ忠実な性格なのに、

ザキトワが世話をしておらず、

主人として認めていないということじゃない(笑)

 

その取材中も、

母親をまるで奴隷かお手伝いかのようにこき使う、

あの性格の悪さと、

我儘さと傲慢さが嫌いな原因なのだが、

 

エンドロールには特別出演ってあったから、

また、相当なギャラを支払ってんだろうけど…

 

 

タダでもらった犬で金儲けすんなよ!

 

 

という気持ちが、

またフツフツと湧き出す(笑)

 

 

まぁ、内容としては、

ある意味、ありきたりなんだけど…

 

驚いたのはソ連時代の話だとしても、

空港内に立ち入った動物は問答無用で射殺する とか、

政治家が選挙の為に、

一般人を脅してシナリオ通りに演じさせて、

従わないと〇〇するぞ!という脅迫が、

日常茶飯事で色んな場所や立場で、

当たり前のようにやっていたということ…

 

 

もちろん、日本の政治家もクソばっかりだから、

似たような事をしているんだけど、

さすがに、問答無用で射殺って思考は有得ん…

 

 

私は、動物大好きだから、

そもそも「狩り」が大嫌いなのだ

 

ちなみに、生きていく為に必要な狩り…

例えば、エスキモーがアザラシを狩るとかっていうのとは違い、

スポーツと称して、動物を殺すことをさし、

それをしている人を心底軽蔑する

 

だから、はく製を飾ったり、

毛皮の敷物を金持ちの象徴みたいに思っている奴は、

お前の頭をはく製にするか?って思う…

 

まぁ、クソの値打ちもないやろうけど…(笑)

 

 

 

で、そんな風に殺す対象となっていた置いてけぼりになった犬…

 

ハチは主人が死んでしまっていたのに、

毎日駅で待っていたという話だけど、

このパルマの方は、

置いてけぼりではなく、

実は、出世欲にかられた飼い主が空港に捨てたのだ…

 

 

残念ながら、

日本でも多いよね…

この手の犯罪者…

 

インスタとかで猫と写真を撮るのはいいけど、

黒猫は表情がわかりにくいと言って捨てたり保健所に連れて行ったり…

 

 

動物の命を軽んじるのって、

マジでムカつくんだよね…

 

拾ってくることはあっても、

捨てたことは一度もないし、

捨てようと思ったこともない…

 

子供の頃、私の後をちょこちょこついてきた仔猫を

「捨ててこい」と言われて、

捨てに行ったフリだけして、

そのまんま連れて帰ってきたことはあるけどね(笑)

 

まぁ、おかげで、祖父に張り倒されたけど…(笑)

 

 

長い物に巻かれろ方式というのかなぁ…

そのバルマが、

空港のタラップの前で、

主人が迎えに来てくれるのを待っている時に、

何もしていないのに、

乗客はぎゃあぎゃあわめいていたり…

どんな菌を持っているかわからないとか言って騒ぎ立てて、

空港の女ボスの言いなりの警備員に、

警備員の言いなりの乗客…

 

長い物には巻かれろってのは処世術かもしれないが、

私はどうも天邪鬼なので、

筋の通らないことには、

どんな立場の人間にでも歯向かうタイプなので、

右に倣えのこのロシア人たちの態度を見ていると、

腹立ちがおさまらんようになるのであるが、

ある意味、国民性ってのは、

時代が変わってもあんまり変わらないのかもしれないね…

 

 

あらすじとしては、

感動モノとあったけど、

素直に感動は出来なかったな…

 

 

実話を基にした映画って多いけど、

予算の関係なのかどうなのかは不明にしても、

どうでもいい所に金を使って(今回の不要のザギトワみたいに)、

肝心な所が手抜き…みたいなのが増えたね…

 

モンスター(シャーリー・セロン主演)ぐらいの、

出来栄えでないと…

 

 

アニメの実写版も、

イケメンでもないのに、

イケメン役という無理な設定に(笑)

お決まりのジャニ系とか、

そこら辺に転がってるレベルで、

顔と名前が一致しない(笑)ゴリ押し新人女優とかが、

毎度、代わり映えしない大根っぷりを発揮している、

くだらない恋愛映画が多いしね…

 

 

そもそも、アニメは実写化したらあかんよ…

 

 

 

ってことで、

この映画の評価は、

内容的にはイマイチ…

 

違う視点で見れば、恐ろしい映画だった…