
たまっていたTVドラマの録画を、午前中、見ていました。
『海猿』9話目。
同僚の死にうちのめされた仙崎(伊藤英明)が、苦しみ、そこからどのようにして立ち直っていくのか、という回でした。
上司の過去が明かされ、それと照らし合わせて自分を見つめなおす仙崎。最初はおバカな面しか見えていなかった仙崎の、その後見えてきた仕事の横顔を、理解し支えていくようになる環菜(加藤あい)。うーんいい話じゃないの、泣けてきたわ。
と、そこへ。
ピンポーン。
いいところだったのに~。ビデオを中断して玄関へ。
「こんにちはー」
野菜のマークのトラックが、家の前に停まっていました。家族が週1回配達をたのんでいる、有機野菜の宅配でした。
「はい?」
私が出ると、若いお兄ちゃんは、
「今日は、回収する箱はありますか?」
そう言うと、私の顔をちらっと見て、すぐ目をそらせました。
「あ、ないみたいです」
「これ、次回のリストですので」
「はい」
「それじゃ」
兄ちゃんは、視線を合わせないまま、用件をすませるとサッサと帰っていきました。正味10秒くらい。
「ごくろう……さまでした……」
まったく今ドキの若いもんは。ちょっとアンタ。商売してるんなら、ちゃんと客の顔を見て応対しなさいよ。笑顔のひとつも作るのが社会人としての礼儀でしょ。
と、胸の中でブツブツ言って。
はたと立ち止まりました。
もしかして、私の目、真っ赤……???
『海猿』でティッシュ5枚使っていた私は、充血した目、はれぼったいまぶた、赤い鼻という、見事に“泣きはらした顔”になっていたのでした。
兄ちゃんゴメン、気を使ってくれてたのね……(^^;;;