暮れにやり残していた押し入れの掃除をしました(^^;)。いくつものダンボール箱を開けてみたら、昔使ったものがいっぱい出てきました。
その中に、木箱がありました。
赤茶色にぬられた、竹が彫ってある箱。子供のころ宝物入れとしてよく使っていたオルゴールでした。なつかしい。これを部屋に出していたころ、私はまだ小学生でした。童話をよく読んでいた自分。家族はみんな若かった。世界は家と学校のまわりだけ。あれから何年たったのだろう。蓋を開けると、裏についた鏡には大人になった自分の顔が映っていました。
底のネジを回しました。可憐な金属音が流れだします。曲は「禁じられた遊び」。
ああ、この曲だ。聞いていると悲しくなってくるので、いつもすぐに閉めてしまった。好きになろうとして、とうとう好きになれなかったメロディ。
蓋を閉じると、曲もやみました。私はそっとオルゴールを元の場所に戻しました。