【落語】井戸の茶碗 / 古今亭志ん朝 | 四万十の山深くで語る・・・

【落語】井戸の茶碗 / 古今亭志ん朝



志ん朝師匠のうまさは今更なので、
この噺の事を。

ここに出てくる、元侍の浪人とお武家さん。
日本人の精神と言うものを本当によく表しています。


本来はこのような日本人も多かったのでしょうけど、
今はどうでしょう。


僕自身も危うい。


先日「たかじんのそこまで言って委員会」と言う番組で、
中国から日本に帰化された先生が「なるほど!」と言う事を言っていました。


「喫茶店でコーヒー券を買って、それを自分が持つんじゃなくてその喫茶店に預けている。
日本人がいかに他人を信頼しているか。そしてしっかりとした道徳心を持っている人が多いと言う事かがここでわかる。中国じゃこうはいかない。」

と言うような事をおっしゃっていました。


この落語に出てくる人物ほどまでには至らなくても、
コーヒー券くらいの事は多くの日本人なら、そんなに珍しい事じゃないと思います。



「お金」や「地位」「名誉」では無い価値をもっと大事にしなければ、と思います。


あと、上の落語の映像の続き「2/3」「3/3」もありますので、興味がありましたらYou Tubeで探してみて下さい。