このタイトルを見てさぞ驚かれたと思います

 

我が家は 仔犬の断尾をするのを止めていました

 

産まれたばかりの仔犬の尻尾を切り落とすのが可哀想で

 

その必要がないと思ったからです

 

 

しかし今回の仔犬から

また断尾を行っています

 

 

前回 産まれた仔犬の中に 

 

尻尾の先が曲がっていた子が1頭いました

 

その子も断尾はしていませんでした

 

見学に来られたご家族が その子の

 

尻尾が曲がっていることを理解して受け入れて下さり

 

ご家族の皆さんに愛されて 今とても幸せに暮らしていますドキドキ

 

 

その子の尻尾は 傘の柄のような傘曲がり方をしています

 

 

産まれて1週間以内の仔犬の尻尾は非常に柔らかく

 

長さも短いので 曲がっていても

 

さほど気にならないのですが

 

体が成長するにしたがって 尻尾も長くなってきます

 

そうなると曲がっているのも目立ってきます

 

しかし

 

成長してからだと 尻尾が硬くなってしまっているので

 

断尾する事は出来ません(もの凄い痛みを与えてしまいます)

 

なので 一生尻尾は曲がったままの状態です

 

今になると

 

「産まれてすぐに断尾をしておけば良かったのに・・・」と

 

ブリーダーとして悔やんでおります

 

 

ならば 産まれた時に

尻尾が曲がっている子だけを

 

断尾したらいいのでは?と思われますよね

 

 

尻尾が曲がる(尾曲)の時期は2回あります

 

・母犬の体内に居る時に 中が狭いので窮屈な体勢を取っていて尻尾が折れ曲がっていた

 

・産まれた時は真っ直ぐだった尻尾が 数日たってから曲がってきた

 

 

母犬の体内で曲がっていた子は 産まれてすぐ気が付きますが

 

生後3~4週間くらい経ってから尻尾が曲がってくる子は

 

曲がった時点での断尾はもう出来ません

 

 

断尾は生後1週間以内の柔らかい時期だと

 

痛みは さほど感じないと言われています

 

 

断尾の時

 

母犬から離された恐怖と寂しさから

 

術中の仔犬は大きな声で鳴きます

 

しかし 麻酔なしで切除したわりに

 

断尾の後は 何事も無かったかのようにケロっとしています

 

家に連れて帰って 母犬に付けてやると急いでお乳を飲んでいます

 

 

昨日断尾をした berryの仔犬たち矢印

 

IMG_4891.jpg

 

 

母犬のberryが 仔犬の尻尾を気にして舐めていますが

 

すぐに 何事も無かったかにようにお乳を与えていますよ

矢印

 

このように 断尾をした直後でも

 

元気にお乳を飲めるんですよ

 

 

痛くてたまらなかったら 元気が無くなり

 

お乳も飲めないと思います

 

IMG_4893.jpg

 

お乳を飲んで お腹いっぱいになったら

 

スヤスヤと眠っていますよぐぅぐぅ

 

 

産まれて1週間以内の尻尾は

 

それだけ柔らかいということなんですね

 

 

しかし生後1週間以上 

 

遅くても10日を過ぎたら硬くなってきますビックリマーク

 

 

じゃあ その後に尾曲してきた子はどうなるのはてなマークうーん

 

 

一生そのままですビックリマーク

 

 

産まれて数日経ってから尾曲してくるのは

 

もしかしたらはてなマーク遺伝が関係するのかもしれません

 

 

しかし 犬(プードル)の場合

 

正確な遺伝に対する統計は取れていないですビックリマーク

 

 

何故なら ほとんどのプードルは産まれてすぐに断尾をしています

 

ペットショップの子もブリーダーの子も

 

見学にいった時には もう断尾してあります

 

もしも お店に並ぶその子が断尾していなかったら 

 

尾曲になっていたかもしれませんビックリマーク

 

なので 何頭中何頭が

 

尾曲になるのか 正確に統計を取るのは不可能なんですね

 

 

そして 我が家のように

 

「この子 尾曲だったんですよ汗」と公表する販売者はいません

 

分かっても隠し通したいのが売り手側の心情です

 

なので プードルという犬種が

 

尾曲になる確率というのは正確には把握できないと思います

 

 

 

断尾をするのは 単純に考えれば可哀想ですビックリマーク

 

しかし この長い歴史の中でフランス

 

プードルの尻尾がずっと短く切られてきた理由とは何だったのか?

 

 

色々な説がありますが

 

もしかしたら1つには 

 

プードルの尻尾は傘の柄のように傘硬く曲がってしまうことが多く

 

猟などに出た時に それがひっかかり

 

仕事に支障をきたすからだったかもしれませんね

 

それを ここ最近では

 

オシャレの為に切っているビックリマークと言われるようになったのかもしれません

 

 

我が家が

 

一度は止めた断尾を また始めるというのは

 

多くの批判をかうと分かっています

 

 

しかし 例えば

 

尻尾が曲がったプードルとトイプードル曲がっていないプードルトイプードル

 

同じ値段ですがどちらにしますか?と問われたらどうしますか

 

 

同じ健康体で産まれてきたのにビックリマーク 

 

賢くて可愛い子なのにビックリマーク

 

尻尾が曲がっているだけで普通は敬遠されてしまいます

 

 

話が飛びますが

 

猫にも三毛猫尾曲があるそうですね 

 

猫の尾曲は三毛猫

 

「曲がった尻尾は幸運をひっかけて来る」という言い伝えがあるそうです

 

 

中国では尾曲がり猫が希少なためか三毛猫

 

「幸せの扉を開く鍵しっぽ」のようなことわざがあるそうです

 

 

このように 猫の尾曲は縁起が良いとされていますが

 

プードルの尾曲は・・・汗

 

というよりも以前に

 

プードルの尻尾が長いということ自体が

 

まだ日本では定着していません

 

まだ 日本で定着していない事を

 

我が家のような小さなブリーダーが先駆けてやった事が

 

大それた事をしてしまったのかもしれません

 

 

前回お引渡しした子の中に

 

トリミングサロンに連れて行ったら

 

「この子 断尾されていないけど本当にブリーダーから買ったの?」と

 

怪しまれたような事を言われ 

 

不快な思いをされた飼い主さんもいました

 

せっかく高いお金を出して買って下さったのに申し訳ない事をしました

 

 

本当に未熟なブリーダーで申し訳ありません汗

 

人間としてもブリーダーとしても

 

まだまだ学ぶことは山ほどございますビックリマーク

 

 

(第一に)

産まれた仔犬に幸せな生涯を送らせてやれるようにビックリマーク

 

 

(きれいごとばかりではなく)

我が家が崩壊(破産)しないようにビックリマーク

 

 

この2つのことを上手にコントロールしていかなければいけません

 

 

命を扱う商売とは本当に難しく奥深いものです

 

 

皆さんからのアドバイスなども参考に

 

これからも精進してまいりますので

 

どうぞこれからもご指導のほどよろしくお願い致しますお願い