こんにちは、ムギです。

今回は前回に引き続き、2019年の面白かった本を振り返ります!
今回は7月から12月の分を挙げました。

↓前編はこちら














1.すいかの匂い
江國香織 作

11人の少女の夏を描いた短編集です。

おはじきのぶつかる音、海辺の古びた看板、すいかの匂い。

文章だけでこんなに鮮明に映像が浮かぶ本は稀です。過去に自分もその場を体験したことがあるような気がしてくるほど。 
それだけ、作者の言葉のセンスが凄いんでしょうね〜。

きらきらしていたり、ゾクリとさせられたりと、いろいろな「夏」が詰まった一冊。
きっとお気に入りの一編が見つかると思います。








2.折れた竜骨
米澤穂信 作

魔法の存在する、架空の12世紀ヨーロッパで起こる殺人事件。

ファンタジー世界を舞台にしていながら、がっつり本格的なミステリーです。

魔法の設定がしっかりと作りこまれていて、それを踏まえた上で、論理的に犯人を導き出していきます。
現実とは違うルールの存在する世界だからこそ成立する謎解き。
この快感、他ではなかなか味わえません(*⁰▿⁰*)

切なさの残るラストも印象的で、「あぁー、いい本読んだー!」と心から思えました。


ミステリー好きにもファンタジー好きにも読んでほしい、傑作です。






3.名前探しの放課後
辻村深月 作

「3か月後、同級生の誰かが自殺する。」
過去へタイムスリップした主人公は、3か月後に起こる自殺を止められるのか?


前半は正統派の青春ミステリー。
辻村さんは、学校特有の微妙な人間関係を書くのが本当に上手です。
学生ならきっと、「うわ〜、分かるなぁー」と思うはず。

しかし、本作はそれだけには止まりません。 

後半一気に物語が加速します。
ラストの怒涛の伏線回収には、鳥肌が立ちました。

また本作は、作者の他の作品とリンクしているところがあります。
直前に前作を読んでいたので、感動も2倍、3倍でした(*゚∀゚*)

他の辻村作品も興味がある!という方は、ぜひ先に「凍りのくじら」→「子どもたちは夜と遊ぶ」→「ぼくのメジャースプーン」の順に読んでおくことをおすすめします。

この感動を味わうためだけに、上の3作品を読んでもいいくらいです。






4.リンゴ畑のマーティン・ピピン
エリナー・ファージョン 作

リンゴ畑で語られる、6つの不思議なお話。

牧歌的で、どこか浮世離れした世界観に魅力されました(*´ー`*)

美しいイメージと言葉を追っていくうちに、夢を見ているような気分になります。

エリナー・ファージョンはイギリスの児童文学作家ですが、本作はもともと大人のために書かれたものです。
なので中身はなかなか奥深く、ストーリー自体も面白いのです。

空想の世界にどっぷり浸れる物語です。







5.チグリスとユーフラテス
新井素子 作

惑星にたった1人で取り残された、「人類最後の子供」の物語。

文庫にして上下巻のボリューム、ショッキングな設定、何よりこの癖のある文体と、好き嫌いの分かれる作品だと思います。 
同時に、ぐいぐい物語に引き込む不思議な引力のある作品です。

SFの面白さを改めて再確認しました。


詳しいあらすじや紹介は、過去の記事に書いています!→チグリスとユーフラテス









以上、今年の面白かった本10作品は、


⚫︎蜜蜂と遠雷
⚫︎空飛ぶ馬
⚫︎ダ・ヴィンチ・コード
⚫︎ライラの冒険
⚫︎デミアン
⚫︎すいかの匂い
⚫︎折れた竜骨
⚫︎名前探しの放課後
⚫︎リンゴ畑のマーティン・ピピン
⚫︎チグリスとユーフラテス
 

となりました。

10作品に絞るまでが一番時間がかかりました^^;
入れるか迷った本は、また別の記事で紹介していけたらいいなーと思います。

来年も、いい本との出会いがたくさんありますように(^人^)



それでは、また次回!