母の巻きずし | 発酵料理教室 米種花~コメシュカ~

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発酵のある暮らし。日々のお気に入り。

昨日は、節分。


節分といえば、巻きずし必須!

なので、巻きずしを作りに、実家へ行ってきました。


実家の母も、退院したてだというのに、料理の事となると、作る気満々。


まずは、中に入れる具材の準備から。



母の料理の手間暇のかけようは、ハンパない。

妥協は一切なし。でもこれが普通だという。あたりまえの日常だという。


それぞれの具材を、それぞれにあった、下準備、味付け、微妙な火の通し方。

作る量もすごいので、ここまで用意するのに、半日仕事。


私一人でとうていできる気がしない・・・。

でも、この巻きずしじゃなきゃいやだっ。っていつの間にかなってて。


結婚して、仕事して、子供産まれて、育児に追われ、教室なんかもはじめたりして、ずーと忙しくて。

今年になって、子育てがようやく落ち着き(?)、教室もお休みいただいてるので、


教えてもらうなら、今年だ!!って

気合いいれたものの、やってみると、やっぱり難しい。

とうてい、1回ではおぼえれそうにない。

分量きいても、舌で色で感覚で覚えろと言う。

だよね・・・。


結局、なんとなく、大まかに、感覚をおぼえただけ。

まぁ、地道にがんばります。



さて、巻きの作業。

綺麗に並べて、くるっと巻く。

できた~。

ここまで手間がかかると、感動~!!




そして、ガリ。

畑でとれたショウガを、梅酢につけこんでおいたもの。

これが絶品♪





子ども達も、せっかくなので、おばあちゃんから教えてもらう。




のせる方向がアウトー!!



自分でまくと、一層美味しいみたい。


親戚みんなで集まって、みんな並んで丸かじり。

おもしろい光景だったわ。




もちろん、この巻きずしを作る工程。


小さいころから、ずーっと見てきたわけで、


ずーっと食べてきたわけで、


これだけじゃなく、鯖寿司・ちらしずし どれもこれも。




じつは、小さいころ、母が作るお寿司が嫌いだった!!


なんか、田舎すぎて、サラダまきなんて作るお母さんってオシャレなのに。(笑)

っておもってて、


かんぴょうやシイタケや、嫌いなものを全部よけて、食べてた・・・。

明らかに、お寿司の日はテンションがさがってた。


そんな、母ココロを理解しない娘。

改めてこの作業をしてみると、後悔するわ。


でもでも、不思議で。

いつからか、この味じゃなきゃ、この巻きずしじゃなきゃ、って!

むしょうに、むしょうに食べたくなる。


そして、この味を自分のものにして、誰かに食べさせたくなる。



今の味覚は、小さいころから母が作ってくれたもの。


今となっては、母からもらった味覚が、母から譲り受けた最大の財産だと思う。



今現在の私

息子たちに、これ嫌~、あれ嫌~といわれる日々。

いつか、伝わることを信じて。

根気よく、気長に、頑張っていこうとおもう。



子ども達に、帰る場所(味覚) を作ってあげるのは、私しかいないのだから。