術後6日目-術創から大量出血 | 【北海道コーギー】むぎん家@きよら

【北海道コーギー】むぎん家@きよら

コーギーの「むぎ」さんの日常と
わんちゃん用の和服作成ブログです。
わんちゃん用のオーダーメイドお着物、承っております。

■注意■
このページには手術の傷口の写真を掲載しています。

血や手術痕などが苦手な方は閲覧ご注意ください。

 

 

2021年5月2日 日曜日

 

 

手術後6日目。

 

退院後3日目。

 

 

 

 

むぎが朝の散歩中

前足を踏み外したらしく

あろうことか軽く顔を地面にぶつける。





ドジっ子むぎさんが時々やる踏み外しだ。

ちょっとした段差で躓く人間と似ている。





しかし今回は手術後。


顎から大出血


幸い、家の玄関前で散歩していた。


すぐに家に戻る。







飼い主がティッシュを準備するだけで

むぎさんは大暴れ。




口を触られると激痛なのだろう。




ティッシュで下顎を触られると思って

狂ったように暴れる。




首は振るが、それでも噛まない。


首を振る度に、むぎさんの鮮血が家中に飛び散る。





今日はゴールデンウィーク。

かかりつけの病院はやっていない。

一応電話を掛けるが留守電。



ボタボタボタ…と、

玄関の床が真っ赤になっていく。



血が止まらない!



おかあ を呼んで開いている動物病院を調べてもらい、

1件の動物病院に電話がつながる。




初見の病院だが、観てくれるという。


先生への説明のため写真を撮る。








到着。

病院では市外ナンバーの車の先客が居た。



どうやらここの病院はペットホテルもやっているようで

観光のためにペットを預けるところだったようだ。



「ついでに爪切りもお願いします」



ダラダラと血が流れて

玄関前のアスファルトに血の水たまりを作っているむぎを見ているのに

なにやらノロノロとやっている。





焦るけど、どうしようもない。


転ばせた自分たちが悪い。



ごめんねむぎ。もう少しだよ。



5分ぐらい経ち

ようやくペットを預けた二人の飼い主が

ボタボタと出血しているむぎを横目に出ていった。




むぎを診察台に乗せる。


ここでも口は触らせてくれない。


イヤイヤと首を回して暴れる。


仕方なく麻酔を打つ。




暴れるむぎを押さえながら数分。


徐々にむぎが おとう によしかかってくる。


目もとろーんとしてくる。



最後に力なくフセをしたまま目を閉じた。


処置のため、そのまま先生がむぎを奥の部屋に連れて行く。





その間に、むぎの血がついたメガネを拭き

真っ赤になったマスクを外す。



鏡で見ると映画に出てくる殺人犯のようだった。



赤黒く染まったライトダウンジャケットは

もう捨てるしかないだろう。




車のシートの一部も真っ赤。


水とティッシュで大まかにきれいにする。




そして病院の廊下。


すでに凝固していたのでかなり苦労して取る。




20分ぐらいして、先生がむぎを抱きかかえて戻ってくる。



「出血点が見えない。

 もしかしたら術創の奥の血管からの出血かもしれない。

 奥だった場合は、もう一度手術かもわからない。

 でも今は見えるところは止血剤電気メスで焼いたから

 今は出血は止まっていますが

 出血点がよく見えなかったからちょっと不安。

 手術したところの血管がもろくなっているのかもしれない。

 また出血するかもしれない」


と教えてくれ、早々にかかりつけ医の受診を勧められる。





出血が多かったため、

念の為に脱水予防の点滴

抗生剤を打ってもらう。



麻酔を覚ます注射をして数分。



むぎがゆっくりと目を覚ます。


そしてガバっと顔を上げたかと思うと

しばらく固まって…おとう の手の上に頭を乗せて再びウトウト。




本当に頑張ったね。




会計を済ませる頃には

むぎは診察台の上に立っていた。











家につくと、またウトウト。

↑手術をしていない上顎のみで上手に支えるむぎさん。

 


むぎ、かなり疲れたのだろう。

血も大量に出血した。



それでなくても何度も出術前の絶食もあったし

手術による貧血もあるだろうし

今回のことで更に血を失った。





フセの体制のままウトウトを繰り返す。

しかし顎がカーペットに付きそうになると

ふっと顔を上げる。



痛いよね。

だるいよね。



「むぎ、ごろーん」

そう言って体を横にしてあげる。



少しすると、顔の横をカーペットにつけたまま

ほとんど動かず寝はじめた。





一瞬の油断でむぎさんから目を離して

同じ失敗はできない。
 

 

むぎさんは傷口を引っ掻くようなことをしていないが

 

散歩の時もエリザベスカラーは付けたままにしよう。

 

 

 

数時間後、むぎはちょっとだけ元気になっていた。

 

 

 

 

うん。

 

ちょっとバイオハザードにでてきた

クリーチャーわんこになれるね。

 

 

 

 

笑顔のむぎさんを見て
 

飼い主にも少しだけ余裕が出てきた。

 

 

 

 

つづく。

 

フォローしてね