劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉 ネタバレ感想 | MG@生万事塞翁が馬

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というわけで5月24日金曜日初日上映から有給とって観て参りました
劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉
主人公ダービー馬ジャングルポケットを中心に幻の三冠馬フジキセキ、似た境遇の皐月賞馬アグネスタキオン、菊花賞馬マンハッタンカフェ、不屈の善戦馬ダンツフレーム、世紀末覇王テイエムオペラオー、執念の馬メイショウドトウらの擬人化したものが繰り広げるスポ根群像劇。
 

入場特典第一弾の小説の通りネット無料配信のロードトゥザトップの後日談というか時間軸の後継にもあたる今作
3冠を3人のウマ娘が分け合うという点は同じだが役割というか状況は全然違うのでそこも見どころ
 
大まかな流れは冒頭は実力と資質を感じさせながら屈腱炎によりクラシックレース前哨戦弥生賞で引退した幻の3冠馬
フジキセキの弥生賞から始まる
史実や育成ストーリーからすでにここから涙腺崩壊だが、フリースタイルレースウマ娘だったジャングルポケットとの邂逅は
みもの
 
そこからOP「Ready!Steady!Derby!」で札幌のデビュー戦、札幌3歳ステークスを消化
最近はアニメ音楽といえば大石昌良くらいの勢いで作られてるけど
ウマ娘も多分に漏れず
大石節全開で盛り上げます
 
OPでトレセン入学フジキセキと再会→フジキセキに模擬レースかなんかで見初められて
フジの隠居してたトレーナー、タナベトレーナーに紹介って感じの流れでタナベジムにで3冠目指す流れになったと思われるが
ここらへんも史実通り悔し涙を飲んだフジキセキ陣営がジャンポケに付いた流れを踏襲
タキオン絡みも相まってここらへんもエモい
 
 
続いてホープフルステークス(G1)(当時のラジオたんぱ杯(G3))でアグネスタキオンと邂逅
皐月賞で完全に格付けされる
ここら辺の心理描写が後々じわじわ響いてくるので流石といったところ
 
覇王となったテイエムオペラオーの有馬も見もの
キングヘイローもおるよ
 
アグネスタキオンの突然の引退、日本ダービーと続くがダービーの最高のレース描写や
チームフジキセキの喜びの描写
ジャンポケの有名エピソード日本ダービー勝利後の雄たけびをしてなお
すっきりしない
この辺りも流石
 
ダービー制覇してもなお心に深く刻まれたタキオンの亡霊は夏合宿を挟んでも憂さは晴れず
ふわふわ暴走アヤベさんや夏祭りで癒されはするがここは視聴者としてもジャンポケ心情を察すればつらいところ
 
 
 
ちょっと脱線するがとにかくいたるところにウマ娘や
各育成シナリオのフレンド枠が勢ぞろいしているので
とにかく情報量が多い
まず序盤はデジタルとゲーム内トレーナー初アニメ化のマートレには気を取られると思うので
絶対初回フォローは無理

ここまで印象の薄いマンハッタンカフェの菊花賞もモノローグベースで消化
確かにタキオンに痛いとこ突く良い役どころではあるが
3冠分けたウマ娘としてはちょっとかわいそうではある
確かにしっかり描くとダレてしまうとは思うが尺的には…
とはいえRTTTでしっかり描写してたので勿体なくはある
 
そして王道のスポ根よろしく
ジャンポケの復活イベント、最強ウマ娘テイエムオペラオーとの対決のジャパンカップといった流れで
いつものウマ娘で〆ると言ったのがあらすじ
特にウマ娘特有の救いといったところも育成シナリオやウマソウル、本能といったところがうまく使われていたかなと。
 
とにかく劇伴や演出、作画に至るまでウマ娘アニメ史上トップレベルの出来といっても過言ではないし
特に心理描写がみどころ
他にも本当に情報量が多いので飽きずにみられると思う
6月8日から4DXも上映されるんであと一回は見に行くかな
 
 

ポップコーンも初めて買ってみた
 

第5弾まで入場者特典は企画されてるけど
流石にそこまでは観ない
久しぶり良い映画でした