ぶどうの修学旅行が迫ってきました。

 

先日の記事で書いたように、

主治医パイン先生の強い後押しのおかげで

ぶどうは修学旅行の就寝時、

お友達と一緒に寝られると決まりました。

 

 

その時に、とても喜んでいたぶどう。

 

修学旅行が近づいてくると、

「今日は、寝る部屋の班割りを決めるんだ!」

「今日は、観光班を決めるんだ!」

「お小遣いは○円なんだって!」

などなど、修学旅行のことをたくさん、家でも話してくれるようになりました。

 

もう、頭のうしろに音符がたくさん飛んでるのではないか?

と思うほど、楽しそうな様子で、私も嬉しくなりました。

 

 

そんなある日。

「ねえ、お母さん。

 私ね、修学旅行の観光班の学年班長になったよ。」

と言うではありませんか。

 

ぶどうは、小さい頃からずっと元々引っ込み思案で口数が数なくて

「人前に出るのなんて絶対イヤだ」

というタイプでした。

今でも、決して雄弁な方ではありません。

 

それを聞いて、私は思わず

「ぶどう、自分で立候補したの?」

と聞いてみると…

 

ぶどう「うん。」

と言うお返事が…

 

ビックリ。

 

私「すごいね。人前は苦手じゃなかったの?」

 

ぶどう「苦手だけど…。ずっとそれじゃダメかな、って思って。」

 

もっとビックリ。

 

我が家は、娘たちのキャラがとても対照的で、

麦はしっかり者っぽく、ハキハキ話すし、人前でも物おじしないことが多かったですし、

ぶどうは幼少時から人見知りが激しく、恥ずかしがり屋で、目立つことを好みませんでした。

 

それが、いつからか少しずつ子ども同士1対1なら話せるようになり、

小児科の診察の時(みかん先生でも、パイン先生でも)にも自分でポツポツ話せるようになり

気がつけば、なんと学年みんなの前で挨拶するような仕事をやってみようとするようになりました。

 

その変化は少しずつなのだと思いますが、

今回、学年の班長にまで立候補したのは、

「おともだちと一緒に寝られる」

という決定も、大きく関わっているような気がします。

 

 

1つのことを諦めなくて良くなったから、

他のことにチャレンジできるエネルギーが湧いたたのかもしれない。

 

 

そう思うと、改めてパイン先生が強く後押ししてくれたこと、

思春期外来(大学病院)の最後で、

みかん先生が「身長以外のことは、何も諦めなくていいんだよ」と言ってくれたこと、

このブログでも、たくさんのブロ友さんが励ましてくれたこと、

1つ1つに「ありがたい」と思う気持ちが溢れてきています。

 

ありがとうございます。

皆さんのおかげで、ぶどうはチャレンジするエネルギーを蓄えることができました。